○下記疾患の去痰
慢性気管支炎、肺気腫、肺化膿症、肺炎、気管支拡張症、肺結核、
○下記における前後処置
気管支造影、気管支鏡検査、肺癌細胞診、気管切開術
通常、1回1/2包〜2包(アセチルシステインナトリウム塩20w/v%液として1〜4mL)を単独又は他の薬剤を混じて気管内に直接注入するか、噴霧吸入する。
なお、年齢、症状により投与量、投与回数を適宜増減する。
液化された気管支分泌物が増量することがあるので、観察を十分に行い、自然の喀出が困難な場合には機械的吸引又は体位変換など適切な処置を行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 気管支喘息、呼吸機能不全を伴う患者[11.1.2参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤交付時の注意
14.1.1 吸入時
水洗した噴霧装置に本剤を入れると、わずかに着色することがあるが、安全性及び薬効には影響を及ぼさない。
14.1.2 吸入後
噴霧装置に使われている鉄、銅、ゴムは、長時間薬液に接触することを避け、必ず使用後直ちに、水洗すること。
使用後、そのまま放置すると残渣がこまかい孔口をふさいだり、金属部分を腐蝕することがある。
14.2 薬剤投与時の注意
抗生物質との混合により、不活性化することが多いので、抗生物質と併用する必要がある場合には別々に吸入するか、又は抗生物質を注射ないし経口投与すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 気管支閉塞(0.1〜5%未満)
気管支分泌物の機械的吸引や体位変換等の適切な処置を行うこと。
11.1.2 気管支痙攣(0.1〜5%未満)
投与を中止し、気管支拡張剤の投与等の適切な処置を行うこと。[9.1.1参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 5%以上 | 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発疹 | ||
| 消化器 | 軽い臭気(硫黄臭) | 悪心・嘔吐、食欲不振 | |
| その他 | 口内炎、鼻漏、血痰 | 悪寒、発熱 |
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/09 参考率: 100%(1人/1人)
麻酔科/60代/処方経験あり