本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
下記疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難
感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)、気管支拡張症
アスベリン錠10
チペピジンクエン酸塩として、通常成人1日60〜120mg(チペピジンヒベンズ酸塩として、66.5〜132.9mg)を3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
13.1 症状
過量投与により、眠気、眩暈、興奮、せん妄、見当識障害、意識障害、精神錯乱等があらわれることがある。
13.2 処置
興奮が激しい場合は、必要に応じてアモバルビタールナトリウムかペントバルビタールナトリウムを静注する。その他の場合は、必要に応じて上記の内服薬(アモバルビタール、ペントバルビタールカルシウム)を投与するか、10%フェノバルビタールの筋注ないし皮下注又はジアゼパムを筋注する。
14.1 薬剤調製時の注意
<シロップ「調剤用」>
14.1.1 通常、4倍に希釈し使用する。
<シロップ及びシロップ「調剤用」>
14.1.2 懸濁液であるため、調剤時軽く振盪(瓶の正立−倒立をゆっくり、数回繰り返すなど)し、均一化させて使用するが、その際、強く振盪すると発泡による秤取困難を起こすことがあるので注意すること。
14.1.3 他剤と配合すると懸濁性が損なわれ、沈殿が生じる可能性があるため、配合後の秤取に際しては、軽く振盪し、均一化させて使用すること。
14.2 薬剤交付時の注意
<シロップ及びシロップ「調剤用」>
14.2.1 患者に投与する時は、「均一となるように振盪し、沈殿が生じていないことを確認してから服用」するように指示すること。
<錠>
14.2.2 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
15.1 臨床使用に基づく情報
本剤の代謝物により、赤味がかった着色尿がみられることがある。
<錠>
20.1 開封後は、光を避けて保存すること。
<ドライシロップ>
20.2 開封後は、湿気を避けて保存すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 アナフィラキシー(頻度不明)
咳嗽、腹痛、嘔吐、発疹、呼吸困難等を伴うアナフィラキシーがあらわれることがある。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 精神神経系 | 眠気、不眠、眩暈 | 興奮 |
| 消化器 | 食欲不振、便秘、口渇、胃部不快感・膨満感、軟便・下痢、悪心 | 腹痛 |
| 過敏症 | そう痒感 | 発疹 |
アスベリン錠10 13.1円/錠
アスベリン錠20 13.7円/錠
アスベリン散10% 17.4円/g
アスベリンドライシロップ2% 15.1円/g
アスベリンシロップ0.5% 2.55円/mL
アスベリンシロップ「調剤用」2% 13円/mL
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/15 参考率: 92%(11人/12人)
内科/50代/処方経験あり