気道粘液調整・粘膜正常化剤
| 一般名 |
L-カルボシステイン
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|---|---|
| 製造/販売 | 杏林製薬 |
| 剤形/規格 |
|
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
下記疾患の去痰
上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核
慢性副鼻腔炎の排膿
ムコダイン錠250mg
カルボシステインとして、通常成人1回500mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
| 剤形 | 1回量 | 投与回数 |
| ムコダイン錠250mg | 2錠 | 1日3回 経口投与 |
肝障害のある患者[肝機能障害のある患者に投与した時、肝機能が悪化することがある。]
心障害のある患者[類薬で心不全のある患者に悪影響を及ぼしたとの報告がある。]
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
総症例11,042例中、100例(0.91%)に副作用が認められ、主な副作用は食欲不振27例(0.24%)、下痢19例(0.17%)、腹痛15例(0.14%)、発疹11例(0.10%)であった。(ムコダインDSの一部変更承認時)
本項の副作用は、ムコダイン錠250mg、錠500mg、細粒、K10、シロップ2%、シロップ5%、DSを合わせた集計である。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDHの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー様症状
ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 消化器 | 食欲不振、下痢、腹痛 | 悪心、嘔吐、腹部膨満感、口渇 等 | |
| 過敏症注) | 発疹 | 湿疹、紅斑 等 | 浮腫、発熱、呼吸困難 |
| その他 |
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注)投与を中止すること。
ムコダイン錠250mg 8.9円/錠
ムコダイン錠500mg 16円/錠
ムコダイン細粒50% 14.9円/g
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効果の強さ
投稿日: 2015/12/04 参考率: 93%(41人/44人)
50代/調剤経験あり