2.1 キサンチン系薬剤に対し重篤な副作用の既往歴のある患者
2.2 カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン等)を投与中の患者[10.1参照]
○下記疾患に伴う咳嗽及び気道閉塞症状
小児気管支喘息、喘息性気管支炎
○経口投与が困難な場合の下記疾患に伴う咳嗽及び気道閉塞症状
急性気管支炎、感冒・上気道炎
通常、体重20kg以上の小児及び成人には1回1〜2個を1日1〜2回、6〜12時間の間隔をおいて、就寝前又は必要時に直腸内に挿入する。
20kg以下の小児には適宜分割して投与する。
8.1 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止すること。
8.2 過度に使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 心疾患のある患者
心筋刺激作用を有するため、動悸、不整脈等があらわれるおそれがある。
9.1.2 てんかんの患者
中枢刺激作用によって発作を起こすおそれがある。
9.1.3 甲状腺機能亢進症の患者
甲状腺機能亢進に伴う代謝亢進、カテコールアミンの作用を増強するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 急性腎炎の患者
腎臓に対する負荷を高め、尿蛋白が増強するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。類薬(テオフィリン)の動物実験(マウス)で催奇形性が認められている。
9.7 小児等
過剰投与にならないように十分に注意すること。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 坐剤の取り出し方
坐剤の1つを切り離し、上の合わせ目を2枚に
14.1.2 坐剤の入れ方
(1)お子さまの場合は坐剤を肛門内に深く入れ、2〜3分肛門に紙などをあてて押えておいてください。
(2)自然排便後又は浣腸排便後に使用すると薬はすみやかに吸収され効果がはやくあらわれます。便がたまっている状態で使用すると坐剤が便とともに排出されることがあります。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| カテコールアミン製剤アドレナリンイソプレナリン等[2.2参照] | 不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。 | dl-メチルエフェドリン塩酸塩が配合されているため、相加的に交感神経刺激作用を増強させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 他のキサンチン系薬剤テオフィリンアミノフィリン水和物カフェイン水和物等中枢神経興奮薬エフェドリン塩酸塩マオウ等 | 過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 | 併用により、中枢神経刺激作用が増強される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| MAO阻害剤甲状腺製剤チロキシンリオチロニン等 | 本剤の作用が増強されるおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | 機序不明 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 循環器 | 頻脈、心悸亢進、顔面蒼白 | |
| 精神神経系 | 頭痛、不眠、めまい、神経過敏、熱感、疲労感 | |
| 消化器 | 悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、胃部膨満感、口渇 | |
| 過敏症 | 発疹 | |
| 投与部位 | 便意、局所の不快感、かゆみ |
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