ミンクリア

胃蠕動運動抑制剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 l-メントール
製造/販売 日本製薬 / 武田薬品工業
剤形/規格
  • ミンクリア内用散布...

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禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 上部消化管内視鏡時の胃蠕動運動の抑制

用法・容量

  • 通常,本剤20mL(

    l

    -メントールとして160mg)を内視鏡の鉗子口より胃幽門前庭部に行きわたるように散布する.

注意事項

重要な基本的注意

  • 本剤の効果が認められない場合や本剤投与後に蠕動運動が再開した場合は,他の蠕動運動抑制薬の投与を考慮すること.

適用上の注意

  • 投与経路

    • 本剤を注射しないこと.[本剤は胃への内用散布液であり,静脈内に注射すると肺浮腫等の急性肺障害を起こすおそれがある.]

    • 本剤を経口投与しないこと.[本剤は刺激性があるため,内視鏡の鉗子口より胃内に投与すること.]

  • 投与時

    • 本剤は眼に対する刺激があるため,投与時はシリンジと鉗子口をしっかり連結後,薬液が内視鏡の外に飛散して眼に入らないように注意すること.

      • 鉗子口から投与する際に,患者に眼を閉じさせるあるいは顔をそらさせるなど,眼に入らないように十分注意して行うこと.

      • 万一眼に入った場合には,すぐに水又はぬるま湯で洗い流すこと.眼に異常を感じた場合には直ちに専門医の診療を受けること.

    • 本剤の成分である

      l

      -メントールは揮発性が高いため,眼,鼻,のど等に異常を感じた場合には直ちに専門医の診療を受けること.

    • 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある医療従事者は,本剤投与時には必要に応じてゴーグル,マスク及び手袋等を着用すること.

    • 本剤(20mL)を内視鏡の鉗子口より胃幽門前庭部に薬剤が行きわたるように散布すること.(下図を参照してください.)

      • 胃幽門前庭部への散布イメージ

    • 本剤投与後,内視鏡の鉗子孔内に残った薬液は速やかに空気等で押し出すこと.[残った薬液が鉗子口より噴き出してくるおそれがある.]

取扱上の注意

  • 保存時の注意

    冷蔵庫等での低温にて長期間保存した場合に,白濁等の外観変化が起こることがあるので,室温で保存すること.また,白濁等が認められたものは使用しないこと.

  • シリンジの取扱い上の注意

    • シリンジが破損するおそれがあるため,強い衝撃を避けること.

    • ピロー開封時は切り口からゆっくり開けること.

    • ピロー包装から取り出す際,押し子を持って無理に引き出さないこと.

    • 内容液が漏れている場合や,内容液に混濁や浮遊物等の異常が認められるときは使用しないこと.

    • シリンジに破損等の異常が認められるときは使用しないこと.

    • 使用済みシリンジは速やかに廃棄し,再使用しないこと.

相互作用

副作用

副作用発現状況の概要

  • 上部消化管内視鏡検査

    国内の臨床試験において,294例中21例(7.14%)で副作用が認められ,主な副作用は下痢,血中アミラーゼ増加の各5件(1.70%),白血球数増加の3件(1.02%),上室性期外収縮,心室性期外収縮の各2件(0.68%)であった.

  • 上部消化管内視鏡治療

    国内の臨床試験において,74例中1例(1.35%)で副作用が認められ,副作用は腹痛の1件(1.35%)であった.

その他の副作用

  • 次のような副作用が認められた場合には,症状に応じて適切な処置を行うこと.

0.1〜5%未満 頻度不明
過敏症 発疹,蕁麻疹,接触性皮膚炎
循環器 心電図異常(不整脈,ST-T変化)
呼吸器 息詰まり感 喘鳴
消化器 下痢,腹部不快感,上腹部痛,腹痛 悪心,嘔吐,腹部膨満
血液 血中アミラーゼ増加,白血球数増加
その他 頭痛,倦怠感,尿中ブドウ糖陽性 気分不良

薬価

ミンクリア内用散布液0.8% 845.1円/筒

評価サマリー

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