喘息治療薬
| 一般名 |
エフェドリン塩酸塩 ジフェンヒドラミン塩酸塩 ジプロフィリン ノスカピン パパベリン塩酸塩
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|---|---|
| 製造/販売 | サンノーバ / エーザイ |
| 剤形/規格 |
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緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧を上昇させるおそれがある。〕
前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者〔抗コリン作用により排尿困難、尿閉等の症状があらわれるおそれがある。〕
アドレナリン及びイソプレナリン塩酸塩等のカテコールアミンを投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
キサンチン系薬剤及びパパベリン製剤に対し重篤な副作用の既往歴のある患者
下記疾患に伴う咳嗽及び気道閉塞症状
気管支喘息、喘息性気管支炎、急性気管支炎、慢性気管支炎
通常成人1回1〜2錠を1日2〜3回経口投与する。頓服する場合は、1〜2錠を発作の予想されるとき又は就寝前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように十分注意すること。
甲状腺機能亢進症の患者〔甲状腺機能亢進に伴う代謝亢進、カテコールアミンの作用を増強するおそれがある。〕
急性腎炎の患者〔腎臓に対する負荷を高めるおそれがある。〕
心疾患のある患者〔心臓に対する負荷を高めるおそれがある。〕
高血圧のある患者〔血圧を上昇させるおそれがある。〕
糖尿病の患者〔血糖値を上昇させるおそれがある。〕
てんかんの患者〔中枢刺激作用によって発作を誘発するおそれがある。〕
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜に刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン塩酸塩等) | 本剤はエフェドリン塩酸塩を含有しているため併用により不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。 | 相加的に交感神経刺激作用を増強する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤、甲状腺製剤チロキシン、リオチロニン等 | 本剤はエフェドリン塩酸塩ならびにジフェンヒドラミン塩酸塩を含有しているため、併用により本剤の作用が増強されるおそれがある。 | 相加的に交感神経刺激作用を増強する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 他のキサンチン系薬剤テオフィリン、アミノフィリン水和物、コリンテオフィリン、カフェイン水和物等中枢神経興奮剤 | 本剤はジプロフィリンを含有しているため、併用により過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。 | 併用により中枢神経刺激作用が増強される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中枢神経抑制剤バルビツール酸誘導体、フェノチアジン誘導体等アルコール | 本剤はジフェンヒドラミン塩酸塩を含有しているため、併用により本剤の作用が増強されるおそれがある。 | 相加的に中枢神経抑制作用を増強する。 |
総症例432例中、108例(25.0%)の副作用が報告されている。(再評価結果時)
| 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 肝臓注1) | アレルギー性の肝障害 | |
| 過敏症注2) | 発疹 | |
| 循環器 | 心悸亢進 | 血圧上昇 |
| 精神神経系 | 頭痛、神経過敏、不眠、眠気、発汗、倦怠感、脱力感、不安、めまい、振戦 | |
| 泌尿器 | 排尿困難 | |
| 消化器 | 口渇、食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、下痢、腹痛 | |
| 呼吸器 | 過換気傾向、呼吸促進 | 喀痰喀出困難 |
注1)観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること(パパベリン塩酸塩による)。
注2)このような場合には投与を中止すること。
アストフィリン配合錠 5.9円/錠
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