カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプロテレノール、ドパミン等)を投与中の患者[「3.相互作用(1)」の項参照]
下記疾患に伴う咳嗽
気管支喘息、喘息性(様)気管支炎、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)
鼻粘膜の充血・腫脹
なお、年齢、症状により適宜増減する。
用法・用量どおり、正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止すること。
なお、小児に投与する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。
過度に使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。
甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症が悪化するおそれがある。]
高血圧症の患者[本剤には血圧上昇作用がある。]
心疾患のある患者[本剤には心刺激作用がある。]
糖尿病の患者[血糖が上昇するおそれがある。]
緑内障の患者[眼圧が上昇するおそれがある。]
前立腺肥大症の患者[排尿障害が悪化するおそれがある。]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| カテコールアミン製剤アドレナリン(ボスミン)、イソプロテレノール(プロタノール等)、ドパミン等 | 不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。 | 併用により交感神経刺激作用が増強される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| MAO阻害剤 | 本剤の作用が増強されるおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | 併用により交感神経刺激作用が増強される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 甲状腺製剤(レボチロキシン、リオチロニン等) | 本剤の作用が増強されるおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | 併用により交感神経刺激作用が増強される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| キサンチン誘導体(テオフィリン、ジプロフィリン等)、ステロイド剤(プレドニゾロン、ベタメタゾン等)、利尿剤(フロセミド、ヒドロクロロチアジド等) | 血清カリウム値が低下するおそれがあるので、血清カリウム値をモニターするとともに、減量するなど注意すること。[「4.副作用」(1)の項参照] | 併用により血清カリウム低下作用が増強される。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重篤な血清カリウム値の低下
β2-刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下が報告されている。
また、β2-刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。さらに、低酸素血症は、血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
| 頻度不明 | |
| 循環器 | 心悸亢進、血圧上昇 |
| 精神神経系 | 頭痛・頭重、振戦、不眠、めまい、発汗、神経過敏、脱力感 |
| 消化器 | 悪心・嘔吐、食欲不振 |
| 泌尿器 | 排尿困難 |
| 過敏症 注) | 発疹 |
| 長期連用 注) | 不安、幻覚、妄想を伴う精神症状 |
| その他 | 口渇 |
注)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
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