dl−塩酸メチルエフェドリン

鎮咳剤

0.0(0件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 dl−メチルエフェドリン塩酸塩
製造/販売 中北薬品
剤形/規格
  • dl−塩酸メチルエ...

薬剤の評価コメントをご覧いただくにはログインが必要です。

はじめてご利用の方は、新規会員登録
すでにm3.comをご利用の方はログインしてご利用ください

禁忌

  • カテコールアミン製剤(エピネフリン、イソプロテレノール等)を投与中の患者(「3.相互作用」の項参照)

効能・効果

  • 下記疾患に伴う咳嗽

    • 気管支喘息、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)

  • 蕁麻疹、湿疹

用法・容量

  • 通常、成人には、1回0.25〜0.50gを1日3回経口投与する。(

    dl

    -メチルエフェドリン塩酸塩として、1回25〜50mg)


    なお、年齢、症状により適宜増減する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止すること。なお、小児に投与する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。

  • 過度に使用を続けた場合、不整脈

    、場合によっては

    心停止

    を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。

慎重投与

  • 甲状腺機能亢進症の患者[交感神経刺激作用により甲状腺機能亢進症を悪化させるおそれがある。]

  • 高血圧症の患者[交感神経刺激作用により高血圧症状を悪化させるおそれがある。]

  • 心疾患のある患者[交感神経刺激作用により心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させるおそれがある。]

  • 糖尿病の患者[交感神経刺激作用により糖代謝を促進し、血中グルコースを増加させるおそれがある。]

相互作用

併用禁忌

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カテコールアミン製剤エピネフリン、イソプロテレノール等 不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので併用を避けること。 相加的に作用(交感神経刺激作用)を増強させる。

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
MAO阻害剤甲状腺製剤チロキシンリオチロニン等 作用が増強されるおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
キサンチン誘導体テオフィリンステロイド剤プレドニゾロン利尿剤アミノフィリン 血清カリウム値が低下するおそれがある。併用する場合には定期的に血清カリウム値を観察し、用量について注意すること。 相加的に作用(血清カリウム値の低下作用)を増強する。β2刺激剤はcAMPを活性化しNa-Kポンプを刺激する。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 重篤な血清カリウム値の低下

    β

    2

    刺激剤により

    重篤な血清カリウム値の低下

    が報告されている。また、β

    2

    刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、

    重症喘息患者

    では特に注意すること。特に、低酸素血症においては、血清カリウム値を観察することが望ましい。

その他の副作用

頻度不明 0.1〜5%未満
循環器 心悸亢進、顔面蒼白 等
精神神経系 熱感 頭痛、不眠、眩暈、眠気、神経過敏、疲労 等
消化器 悪心、食欲不振、腹部膨満感 等
過敏症 発疹 等
その他 口渇
  • 注)このような副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

薬価

dl−塩酸メチルエフェドリン散10%「メタル」 7.6円/g

評価サマリー

評価コメントはまだありません

はじめてご利用の方

m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療
専門サイトです。会員登録は無料です。

新規会員登録

m3.comにご登録済の方

ログイン

{"controller":"medicines","action":"show","id":"3839"} false