ストロメクトール錠3mg

駆虫剤

0(0件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 イベルメクチン
製造/販売 MSD / マルホ
剤形/規格
  • ストロメクトール錠3mg

薬剤の評価コメントをご覧いただくにはログインが必要です。

はじめてご利用の方は、新規会員登録
すでにm3.comをご利用の方はログインしてご利用ください

禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • ○腸管糞線虫症

  • ○疥癬

用法・容量

  • <腸管糞線虫症>

    • 通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを2週間間隔で2回経口投与する。下記の表に患者体重毎の1回当たりの投与量を示した。本剤は水とともに服用する。

  • <疥癬>

    • 通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを1回経口投与する。下記の表に患者体重毎の1回当たりの投与量を示した。本剤は水とともに服用する。

  • 患者体重毎の1回当たりの投与量

    体重(kg) 3mg錠数
    15-24 1錠
    25-35 2錠
    36-50 3錠
    51-65 4錠
    66-79 5錠
    ≧80 約200μg/kg

注意事項

重要な基本的注意

  • <効能共通>

    • 8.1 本剤に対し過敏症反応があらわれた場合には、その後の投与を中止すること。

    • 8.2 意識障害があらわれることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明すること。

  • <疥癬>

    • 8.3 本剤による治療初期にそう痒が一過性に増悪することがある。また、ヒゼンダニの死滅後もアレルギー反応として全身のそう痒が遷延することがある。特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合、又はそう痒が持続しても、特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合には、漫然と再投与しないこと。[11.2参照]

慎重投与

  • 9.1 合併症・既往歴等のある患者

    • 9.1.1 ロア糸状虫による重度感染を併発している患者

      • 抗ミクロフィラリア薬投与後に、又は投薬とは無関係に、まれに重篤又は致命的な脳症が発症することがあり、本剤においても因果関係は確立していないが、発症することがある。

    • 9.1.2 オンコセルカ症又はロア糸状虫症を併発している患者

      • 中枢精神神経系(脳症、頭痛、昏睡、精神状態変化、起立困難、歩行困難、錯乱、嗜眠、痙攣、昏迷等)、筋骨格系(関節痛等)、その他(発熱、結膜出血、眼充血、尿失禁、便失禁、浮腫、呼吸困難、背部痛、頸部痛等の疼痛等)の重大な副作用及びマゾッティ反応が報告されている。これらの反応は、死んだミクロフィラリアに対するアレルギー性・炎症性反応によると考えられる。

    • 9.1.3 易感染性患者(HIV感染者やHTLV-1感染者等も含む)

      • 通常の投与回数以上の投与が必要になることがあり、また、その場合でも治癒に至らないことがある

  • 9.5 妊婦

    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で催奇形性が認められている。[15.2参照]

  • 9.6 授乳婦

    • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中に移行することが報告されている。

  • 9.7 小児等

    • 体重15kg未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。

  • 9.8 高齢者

    • 一般に、肝、腎又は心機能が低下し、合併症を有している又は他の薬剤を併用している場合が多い。

過量投与

  • 13.1 症状

    • ヒトで動物用イベルメクチン製剤(曝露量不明)の経口摂取、吸入、注射又は体表への曝露による偶発的な中毒において、以下の副作用が報告されている。

      • 発疹、接触性皮膚炎、浮腫、頭痛、めまい、無力症、悪心、嘔吐、下痢、発作、運動失調、呼吸困難、腹痛、異常感覚、蕁麻疹

適用上の注意

  • 14.1 薬剤交付時の注意

    • PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

その他の注意

  • 15.2 非臨床試験に基づく情報

    • マウス、ラット及びウサギにヒトの最高推奨用量のそれぞれ0.2、8.1及び4.5倍(mg/m2/日で換算)のイベルメクチンを反復投与したところ、口蓋裂が認められている。ウサギでは前肢屈曲も認められた。このような発生への作用は妊娠動物に対する母体毒性があらわれる用量かそれに近い用量でのみ発現した。[9.5参照]

相互作用

副作用

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 11.1.1 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

  • 11.1.2 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

    • 著しいAST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

  • 11.1.3 血小板減少(頻度不明)

  • 11.1.4 意識障害(頻度不明)

    • 昏睡、意識レベルの低下、意識変容状態等の意識障害が認められる場合がある。

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1〜5%未満 0.1%未満 頻度不明
過敏症 そう痒、発疹 そう痒の一過性の増悪注)、蕁麻疹
肝臓 肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン値上昇、γ-GTP上昇) Al-P上昇
腎臓 BUN上昇
消化器系 悪心、嘔吐 下痢、食欲不振、便秘、腹痛
精神神経系 めまい、傾眠、振戦
血液 貧血、好酸球数増加 白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少
その他 LDH上昇 血尿 無力症・疲労、低血圧、気管支喘息の増悪
  • 注)[8.3参照]

薬価

ストロメクトール錠3mg 574.8円/錠

評価サマリー

評価コメントはまだありません

はじめてご利用の方

m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療
専門サイトです。会員登録は無料です。

新規会員登録

m3.comにご登録済の方

ログイン

{"controller":"medicines","action":"show","id":"3443"} false