胃内出血のある患者[粘液の除去に伴い、出血が悪化するおそれがある。]
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
胃内視鏡検査における胃内粘液の溶解除去
検査15〜30分前に、プロナーゼとして20,000単位を炭酸水素ナトリウム1gとともに約50〜80mLの水に溶かし、経口投与する。
本剤の投与により、胃の潰瘍部、ポリープ等の病変から出血があらわれることがあるので、胃内出血のある患者には投与しないこと。また、胃内出血の疑いのある患者には十分注意すること。
胃内出血の疑いのある患者[粘液の除去に伴い、患部より出血するおそれがある。]
血液凝固異常のある患者[in vitroでフィブリン溶解作用が認められていることから、血液凝固系に影響を与えるおそれがある。]
重篤な肝障害、腎障害のある患者[重篤な肝障害、腎障害のある患者では、血液凝固能の異常がみられるおそれがある。]
投与・服用時
本剤は内視鏡検査時に実施されている通常の前処置(6時間以上の絶食、咽頭麻酔及び鎮痙剤、抗不安剤等の投与)として投与する。
本剤は酸性条件下では不安定であるため、炭酸水素ナトリウム1gを同時に投与すること。また、ジメチコン等の消泡剤と同時に投与することが望ましい。
本剤の溶解には水を使用し、溶解後、直ちに服用すること。
本剤の十分な効果を得るため、投与後は臥位による体位変換を行うことが望ましい。
注意
本剤は飛散しやすく、特に多量に取扱う際に過敏症状(くしゃみ、鼻水等)を起こすことがあるので、マスクを使用するなど一般的保護手段を講じることが望ましい。
総症例4,207例中、副作用(臨床検査値異常を含む)が認められたのは9例(0.21%)15件で、その主なものは胃出血2件(0.05%)等であった。(効能追加承認時及び再審査結果時)
ショック、アナフィラキシー様症状
ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身潮紅、浮腫等)(いずれも頻度不明*)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
*:自発報告等により認められている副作用のため頻度不明。
| 0.1%未満 | 頻度不明* | |
| 消化器 | 胃出血(胃の潰瘍部、ポリープ等の病変からの出血) | |
| 過敏症 | 発疹・発赤等 |
*:自発報告等により認められている副作用のため頻度不明。
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