2.1 カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、ホスフェニトイン、エンザルタミド、リファンピシン、ミトタン、セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品を投与中の患者[10.1、16.7.2参照]
2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
HIV-1感染症
通常、成人にはドラビリンとして100mgを1日1回経口投与する。本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。
8.1 本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又はそれに代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。
8.2 本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築症候群が報告されている。投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等に対する炎症反応が発現することがある。また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ラット及びウサギにおいて胎盤移行が認められた
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。HIV母児感染の可能性がある。動物実験(ラット)において経口投与後にドラビリンの乳汁中への移行が認められている
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
湿気を避けるため、瓶のまま密栓して保存し、常時乾燥剤を入れておくこと。
ドラビリンは主にCYP3A4で代謝される。[16.4参照]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| カルバマゼピン(テグレトール)フェノバルビタール(フェノバール)フェニトイン(アレビアチン)ホスフェニトイン(ホストイン)エンザルタミド(イクスタンジ)リファンピシン(リファジン)ミトタン(オペプリム)セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[2.1、16.7.2参照] | 本剤の血漿中濃度が低下し、治療効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤及び食品の強力なCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進されると予測される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| リファブチン[7.、16.7.2参照] | 本剤の血漿中濃度が低下し、治療効果が減弱するおそれがある。 | リファブチンのCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進される。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 2%以上5%未満 | |
| 胃腸障害 | 悪心、下痢 |
| 一般・全身障害および投与部位の状態 | 疲労 |
| 神経系障害 | 頭痛、浮動性めまい |
| 精神障害 | 異常な夢 |
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