本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
リファンピシンを投与中の患者[10.1、16.7.1参照]
○帯状疱疹
通常、成人にはアメナメビルとして1回400mgを1日1回食後に経口投与する。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 免疫機能の低下を伴う患者
悪性腫瘍や自己免疫性疾患など免疫機能の低下を伴う患者に対する有効性及び安全性は確立していない。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マウス)において胎盤に移行することが報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(マウス)において乳汁中に移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に、生理機能が低下している。[16.6.4参照]
13.1 処置
本剤は血液透析により一部除去される。[16.6.2参照]
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
アメナメビルはCYP3Aで代謝される。またCYP3A及び2B6を誘導する。[16.4参照]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
リファンピシン(リファジン)[2.2、16.7.1参照] | 相互に血中濃度が低下し、本剤及びこの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤及びこの薬剤のCYP3A誘導作用により相互に代謝が促進されると考えられる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
CYP3Aの基質となる薬剤ミダゾラム、ブロチゾラム、ニフェジピン等[16.7.1参照] | これらの薬剤の血中濃度が低下し、これらの薬剤の作用を減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A誘導作用によりこれらの薬剤の代謝が促進されると考えられる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
CYP3Aを阻害する薬剤リトナビル、クラリスロマイシン等[16.7.1参照]グレープフルーツジュース | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | これらの薬剤が本剤の代謝を阻害すると考えられる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
シクロスポリン[16.7.1参照] | 本剤の血中濃度が低下し、本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
CYP3Aを誘導する薬剤リファブチン、カルバマゼピン、フェノバルビタール等セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 相互に血中濃度が低下し、本剤及びこれらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤及びこれらの薬剤のCYP3A誘導作用により相互に代謝が促進されると考えられる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
CYP2B6の基質となる薬剤エファビレンツ | この薬剤の血中濃度が低下し、この薬剤の作用を減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP2B6誘導作用によりCYP2B6の基質となる薬剤の代謝が促進されると考えられる。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(頻度不明)
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 薬疹(紅斑、湿疹、発疹等) | ||
精神神経系 | |||
腎臓 | NAG増加、α1ミクログロブリン増加 | BUN増加、尿中蛋白陽性 | 血中クレアチニン増加 |
血液 |
|
ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、貧血 | |
肝臓 | ALP増加、肝機能異常、肝機能検査異常、肝酵素上昇、ALT増加、直接ビリルビン増加、血中ビリルビン増加 | γ-GTP増加、AST増加 | |
消化器 | 下痢 |
||
循環器 |
|
心拍数増加 | |
その他 | 血中尿酸増加、尿糖陽性、歯周炎、歯膿瘍 |
アメナリーフ錠200mg 1148.7円/錠
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投稿日: 2019/08/01 参考率: 86%(12人/14人)
内科/30代/処方経験なし