循環血液量・循環赤血球量の測定
赤血球寿命の測定
循環血液量・循環赤血球量の測定
アスコルビン酸還元法
被検血液20〜30mLにACD液及び本品1.11〜3.7MBqを加え放置後、アスコルビン酸を添加し51Cr標識血液を調製する。51Cr標識血液10〜20mLを静注し、10〜30分後に血液5〜10mLを採血する。51Cr標識血液及び採取血液はいずれも一定量を生理食塩水で洗浄したのち、その計数率を測定し、次式により循環血液量等を算出する。
循環血液量(mL)=(51Cr標識血液1mLあたりの赤血球計数率/採取血液1mLあたりの赤血球計数率)×注入量
循環赤血球量(mL)=循環血液量×静脈ヘマトクリット値×0.9※
※静脈ヘマトクリットの補正値
赤血球洗浄法
被検血液20〜30mLにACD液及び本品1.11〜3.7MBqを加え放置後、生理食塩水で洗浄し、最後に生理食塩水を加えて51Cr標識赤血球浮遊液を調製する。51Cr標識赤血球浮遊液10〜20mLを静注し、10〜30分後に血液5〜10mLを採血し、51Cr標識赤血球浮遊液と共に計数率を測定する。次式により、循環血液量等を算出する。
循環血液量(mL)=(51Cr標識赤血球浮遊液1mLあたりの計数率/採取血液1mLあたりの計数率)×注入量
循環赤血球量(mL)=循環血液量×静脈ヘマトクリット値×0.9※
※静脈ヘマトクリットの補正値
赤血球寿命の測定
本品3.7MBqを用いて循環血液量・循環赤血球量測定の際と同様の方法で、赤血球を標識する。51Cr標識液10〜20mL静注後経時的に採血し、計数率を測定する。次式により、赤血球生存率を算出しグラフ上にプロットする。
赤血球生存率=(静注後任意日の採取血液1mLあたりの計数率/静注30分あるいは24時間後の採取血液1mLあたりの計数率)×100
計数率が半分になった時、すなわち生存半減期をもって赤血球半寿命とする。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
放射性クロム酸ナトリウム注射液 1150円/MBq
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