腎シンチグラフィによる腎疾患の診断
<ジエチレントリアミン五酢酸テクネチウム(99mTc)注射液の調製>
・冷蔵庫から本品を取り出し、約5分間放置して室温に戻す。
・放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」2〜9mLを本品バイアルに加える。
・よく振り混ぜて内容物を溶かした後、室温で2〜5分間放置することによりジエチレントリアミン五酢酸テクネチウム(99mTc)注射液が調製される。
<腎シンチグラフィ及びレノグラフィ>
上記によって得られたジエチレントリアミン五酢酸テクネチウム(99mTc)注射液74〜555MBqを静注した直後より、ガンマカメラを用いて撮影を始めることにより、血管相イメージ、機能相イメージ及びレノグラムを得る。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 本品の調製は無菌的に行い、また適当な鉛容器で遮蔽して行うこと。
14.1.2 本品の調製の際、バイアル内に空気を入れないこと、またバイアル内を陽圧にしないこと。
14.1.3 調製後は、放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。
14.1.4 本品は調製後6時間以内に投与すること。
14.2 薬剤投与時の注意
膀胱への被曝を最小限度にとどめるため、検査終了時とその後4〜6時間は排尿を行うよう努めることが望ましい。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 循環器 | 失神、血圧降下、徐脈、顔面蒼白、血圧上昇、頻脈、動悸 |
| 消化器 | 悪心、嘔気、嘔吐 |
| その他 | めまい、発熱、不安、興奮、血管痛 |
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