シンチグラフィ及びレノグラフィによる腎及び尿路疾患の診断
本品に、放射性医薬品基準過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液ジェネレータの溶出液200〜400MBq(1〜2mL)を加えてふり混ぜ、95〜99℃で10分間加熱したのち、室温で約15分間放冷する。
通常、成人には200〜400MBqを静脈内に投与する。被検部に検出器を向け、投与直後から動態画像を得るとともに、データ処理装置にデータを収集し、画像上に関心領域を設定することによりレノグラムを得る。また、必要に応じて有効腎血流量または有効腎血漿流量を測定する。
なお、投与量は、年齢、体重および検査目的により適宜増減する。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 放射化学的純度に及ぼすテクネチウム99などの影響を除くため、放射性医薬品基準過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液ジェネレータから溶出後、6時間以内の溶出液を使用すること。
14.1.2 本品の調製時に加える過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液の調製放射能量と液量が「6.用法及び用量」に示す量を越えた場合、腎集積性が低下する場合があるので、「6.用法及び用量」に示す調製量を遵守すること。
14.1.3 本品の調製は無菌的に行い、また適当な鉛容器で遮蔽して行うこと。
14.1.4 本品の調製の際、バイアル内に空気を入れないこと、またバイアル内を陽圧にしないこと。
14.1.5 本品は調製後6時間以内に投与すること。
14.1.6 調製後は、放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)
テクネMAG3キット 25914円/回分
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。