メテルギン錠0.125mg

子宮収縮止血剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 メチルエルゴメトリンマレイン酸塩
製造/販売 ノバルティスファーマ
剤形/規格
  • メテルギン錠0.1...

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禁忌

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「4.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

  • 児頭娩出前〔子宮収縮作用により子宮破裂、胎児死亡のおそれがある。〕

  • 本剤の成分又は麦角アルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者

  • 重篤な虚血性心疾患のある患者又はその既往歴のある患者〔冠動脈の攣縮により狭心症、心筋梗塞が誘発されることがある。〕

  • 敗血症の患者〔血管収縮に対する感受性が増大する可能性がある。〕

  • HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、インジナビル、ネルフィナビル、サキナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、ダルナビル)、エファビレンツ、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ボリコナゾール)、テラプレビル、コビシスタット、5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン)、エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミンを投与中の患者(「2.相互作用」の項参照)

効能・効果

  • 子宮収縮の促進並びに子宮出血の予防及び治療の目的で次の場合に使用する。

    • 胎盤娩出後、子宮復古不全、流産、人工妊娠中絶

用法・容量

  • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩として、通常、成人1回0.125〜0.25mgを1日2〜4回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。

注意事項

慎重投与

  • 高血圧症、妊娠高血圧症候群又は子癇の患者、心疾患又は閉塞性血管障害のある患者〔血管収縮作用により、症状が悪化するおそれがある。〕

  • 肝疾患、腎疾患のある患者〔本剤の代謝・排泄が遅延するおそれがある。〕

過量投与

  • 徴候、症状

    悪心・嘔吐、腹痛、しびれ感、手足の刺痛感、血圧上昇、血圧低下、呼吸抑制、低体温、痙攣、昏睡等を生じることがある。

  • 処置

    一般的な薬物除去法(催吐、胃洗浄、活性炭投与等)により除去する。また必要に応じて対症療法を行う。

適用上の注意

  • 薬剤交付時

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)

相互作用

相互作用序文

  • 本剤は主に代謝酵素CYP3A4で代謝されるので、本酵素の活性に影響を及ぼす薬剤との併用に注意すること。

薬物代謝酵素用語

CYP3A4

併用禁忌

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
HIVプロテアーゼ阻害剤リトナビル(ノービア等)インジナビル(クリキシバン)ネルフィナビル(ビラセプト)サキナビル(インビラーゼ)アタザナビル(レイアタッツ)ホスアンプレナビル(レクシヴァ)ダルナビル(プリジスタ、プリジスタナイーブ)エファビレンツ(ストックリン)アゾール系抗真菌薬イトラコナゾール(イトリゾール等)ボリコナゾール(ブイフェンド)テラプレビル(テラビック) コビシスタット含有製剤(スタリビルド) 本剤の血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。 本剤での報告はないが、CYP3A4の競合阻害により、本剤の代謝が阻害されるおそれがある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
5-HT1B/1D受容体作動薬スマトリプタン(イミグラン)ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)エレトリプタン(レルパックス)リザトリプタン(マクサルト) ナラトリプタン(アマージ) エルゴタミン(クリアミン)ジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴット等) 血圧上昇又は血管攣縮が増強されるおそれがある。なお、5-HT1B/1D受容体作動薬と本剤を前後して投与する場合は24時間以上の間隔をあけて投与すること。 これらの薬剤との薬理的相加作用により、相互に作用(血管収縮作用)を増強させる。

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ブロモクリプチン 血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれるおそれがある。 機序は明確ではないが、相互に血管収縮作用、血圧上昇作用を増強すると考えられる。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
マクロライド系抗生物質エリスロマイシンクラリスロマイシンシメチジンキヌプリスチン・ダルホプリスチン スチリペントール グレープフルーツジュース 本剤の血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。 本剤での報告はないが、CYP3A4の競合阻害により、本剤の代謝が阻害されるおそれがある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ネビラピンリファンピシン 本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。 これらの薬剤はCYP3A4を誘導することから本剤の代謝が促進されると考えられる。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 本剤は使用成績等の副作用の発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • (頻度不明)

  • アナフィラキシー

    アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

  • 心筋梗塞、狭心症、冠動脈攣縮、房室ブロック

    心筋梗塞、狭心症、冠動脈攣縮、房室ブロックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
消化器 悪心・嘔吐、腹痛、下痢
循環器 胸痛、胸部圧迫感、血圧上昇、血圧低下、頻脈、徐脈、動悸
血管系 静脈血栓、末梢循環障害、血管痙攣
精神神経系 頭痛、眠気、めまい、口渇、耳鳴、興奮、幻覚、痙攣、錯感覚
過敏症 注) 発疹
筋・骨格系 筋痙攣
その他 胎盤嵌頓、多汗
  • 注)このような場合には投与を中止すること。

薬価

メテルギン錠0.125mg 9.9円/錠

評価サマリー

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