重篤な肝障害を有する患者〔増悪するおそれがある。〕
鉄欠乏状態にない患者〔鉄過剰をきたすおそれがある。〕
鉄注射剤に対し過敏症の既往歴のある患者
下記の場合の鉄欠乏性貧血(急・慢性出血による貧血、本態性低色素性貧血等)
鉄剤の経口投与が無効の場合、又は経口投与によってヘモグロビン値が満足すべきほど上昇しない場合。
鉄剤の経口投与が禁忌の場合、あるいは不耐容性の場合(たとえば消化器潰瘍のある場合、消化不良症状がある場合等)。
大量あるいは頻回の失血により鉄欠損があって、鉄の急速な補給を必要とする場合。
通常成人1日2.0〜4.0mL(鉄として50〜100mg)をそのまま、又は、5〜20%ブドウ糖液又は5〜20%果糖液10〜20mLに用時希釈し、2〜3分間かけて徐々に静脈内注射する。
点滴静注を行う場合は、5%ブドウ糖液、5%果糖液又はラクトリンゲル液200〜300mLに用時混合し、約1時間かけて点滴静注する。
投与総量は患者の体重及びヘモグロビン値に基づき算出する(中尾式による)。
投与総量(鉄としてのmg)
=〔2.7(15−治療前患者ヘモグロビン量g/dL)+17〕×(体重kg)
又は、投与総量(鉄としてのmg)
=〔0.4(100−治療前患者ヘモグロビン値%Sahli)+17〕×(体重kg)
体重(kg)\投与前Hb値(g/dL) | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
20 |
17
(880) |
16
(830) |
15
(770) |
14
(720) |
13
(660) |
12
(610) |
11
(560) |
10
(500) |
30 |
26
(1320) |
24
(1240) |
23
(1160) |
21
(1080) |
20
(1000) |
18
(920) |
16
(830) |
15
(750) |
40 |
35
(1760) |
33
(1650) |
30
(1540) |
28
(1440) |
26
(1330) |
24
(1220) |
22
(1110) |
20
(1000) |
50 |
44
(2200) |
41
(2070) |
38
(1930) |
36
(1800) |
33
(1660) |
30
(1530) |
27
(1390) |
25
(1260) |
60 |
52
(2640) |
49
(2480) |
46
(2320) |
43
(2150) |
39
(1990) |
36
(1830) |
33
(1670) |
30
(1510) |
70 |
61
(3080) |
57
(2890) |
54
(2700) |
50
(2510) |
46
(2320) |
42
(2140) |
39
(1950) |
35
(1760) |
80 |
70
(3520) |
66
(3300) |
61
(3090) |
57
(2870) |
53
(2660) |
48
(2440) |
44
(2220) |
40
(2010) |
投与期間中は定期的に血液検査を行い、過量投与にならないように注意すること。
必要鉄算出量が2g以上の場合、まず2gまで投与し、いったん休薬後、適当な間隔をおいて残りの鉄量を投与すること。
必要鉄算出量が投与されなくても、ヘモグロビン値が正常値に達すれば、投与を中止すること。
必要鉄算出量を投与しても効果が得られない場合は、投与を中止し、合併症等の他の要因を検索すること。
経口鉄剤との併用により、鉄の過剰負荷を招き、副作用を増大させることがあるので併用しないこと。
ときにショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。なお、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
重篤な腎障害を有する患者〔増悪するおそれがある。〕
経口鉄剤を服用していた患者〔鉄過剰をきたすおそれがある。〕
蕁麻疹、湿疹、喘息のあらわれやすい患者〔症状を誘発するおそれがある。〕
発作性夜間血色素尿症の患者〔溶血を誘発することがある。〕
投与経路
投与時
(【
用法・用量】の項参照)
注射に際しては血管外に漏出しないよう十分注意すること。血管外に漏出した場合には、漏出部位周辺に色素沈着が生じることがある。
配合変化
pH等の変化により配合変化が起こりやすいので、他の薬剤との配合に際しては注意すること。
アンプルカット時
本剤にはアンプルカット時にガラス微小片混入の少ないワンポイントカットアンプルを使用しているが、更に安全に使用するため、エタノール綿等で消毒することが望ましい。このとき、エタノールが内容液中に混入しないよう蒸発してからカットすること。(末尾アンプルカット方法図参照)
調査症例654例中、24例(3.7%)で副作用が報告され、その主なものとしては、嘔気・悪心9件(1.4%)、胸内苦悶・不快感8件(1.2%)、発汗8件(1.2%)、心悸亢進7件(1.1%)、のぼせ感7件(1.1%)であった。(再審査終了時)
ショック(0.1%未満)
ショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合は、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5%未満 |
頻度不明
|
|
過敏症
| じんま疹 | 発疹 |
循環器 | 心悸亢進、胸内苦悶・不快感、軽い失神、めまい、のぼせ感、顔面紅潮、(灼)熱感 | |
消化器 | 嘔気・悪心、嘔吐、腹痛 | |
肝臓 | AST(GOT)、ALT(GPT)、A |
|
その他 | 眼瞼浮腫、発汗(冷汗・手掌発汗) |
(注1)自発報告においてのみ認められている副作用のため頻度不明とした。
(注2)過敏症が発現した場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
フェリコン鉄静注液50mg
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