肝脾シンチグラムによる肝脾疾患の診断
次の疾患におけるセンチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィ
乳癌,悪性黒色腫
肝脾シンチグラフィ
通常,成人にはテクネチウム-99mとして37〜111MBqを肘静脈に注射し,15〜30分後に,被検部をシンチレーションカメラ又はシンチレーションスキャンナで撮影又は走査することにより,肝脾シンチグラムをとる。
年齢,体重により適宜増減する。
センチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィ
通常,成人にはテクネチウム-99mとして37〜111MBqを悪性腫瘍近傍の皮下又は皮内に適宜分割して投与し,2時間以降にガンマ線検出用のプローブで被検部を走査することにより,センチネルリンパ節を同定する。また,必要に応じシンチレーションカメラで被検部を撮像することによりリンパシンチグラムをとる。
投与から検査実施までの時間等により適宜増減する。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし,投与量は最少限度にとどめること。
センチネルリンパ節生検の実施にあたっては,既存の情報を踏まえ,患者又はその家族に対し本検査の必要性及び限界等を十分説明し同意を得た上で実施すること。
(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会放射性医薬品安全性専門委員会の「放射性医薬品副作用事例調査報告」において,まれに発熱,アレルギー反応(発赤),その他(全身脱力感)があらわれることがあると報告されている。
承認時までの臨床試験及び市販後の副作用頻度調査(全26888例)において副作用が認められた例はなかった。
スズコロイドTc-99m注 73.1円/MBq
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