アレルギー性皮膚疾患の検査薬
一般名 |
アレルゲン
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製造/販売 | 佐藤製薬 |
剤形/規格 |
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アレルギー性皮膚疾患のアレルゲンの確認
パッチテストテープを皮膚面に貼付する。貼付2日後にパッチテストテープを剥がし、剥がしてから30分から1時間後及び1日又は2日後に反応を以下の基準により判定する。なお、必要に応じて剥がしてから3〜5日後にも同様に判定する。
−:反応なし
?:点在性紅斑(疑わしい反応)
+:紅斑及び浸潤、点在性丘疹(弱陽性反応)
++:紅斑、浸潤、丘疹及び小水疱(強陽性反応)
+++:紅斑、浸潤及び小水疱の融合(極度の陽性反応)
IR:刺激反応
本診断薬の使用前に十分な問診及び視診を実施し、本診断薬の使用が適切と判断した場合に使用すること。
皮膚炎が急性期にある場合には、皮膚炎の増悪、汎発化を来すことがあり、また皮膚の反応性が高まっているため非特異的反応を起こしやすいのでパッチテストは行わないこと。
夏期に2日間貼付した場合、非特異的反応が起こることがあるので注意すること。
感作が誘発されることがある。テスト7日後以降に反応が発現した場合には、感作の可能性があるので注意すること。
陽性反応は通常1〜2週間以内に消退するが、まれに1ヶ月間持続することがある。
本診断薬に含まれているアレルゲンのいずれかに対し、強度の全身性又は局所性の反応を示したことがある又は疑われる患者。
パッチテスト施行時の注意
貼付部位は肩胛間部(脊椎を避けた両側)が最適である。
パッチテスト施行中は入浴及び過激な運動を避けさせること。また、日光への暴露を最小限に抑えること。
販売名 | 貯法 |
パッチテストテープ「硫酸ニッケル」160μg | 室温保存 |
パッチテストテープ「重クロム酸カリウム」19μg | |
パッチテストテープ「塩化コバルト」16μg | |
パッチテストテープ「メルカプトベンゾチアゾール」61μg | |
パッチテストテープ「ホルムアルデヒド」150μg | 2〜8℃保存 |
パッチテストテープ「チメロサール」6.5μg |
国内における臨床試験において、総症例52例に副作用は認められなかった。
海外における本剤以外のアレルゲンを含めた臨床試験において、総症例4067例中、副作用が報告されたのは37例(0.91%)であった。主な副作用は、皮膚炎の増悪28例(0.69%)、感作の疑いがある遅発性の反応7例(0.17%)等であった。
以下のような症状があらわれた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
皮膚 | 皮膚炎の増悪 | 皮膚炎の再燃 | 刺激反応、掻痒、不快感、灼熱感、灼熱感を伴う疼痛、色素沈着、被刺激症候群 |
その他 | 発熱、咽頭痛、息切れ | 感作 |
(すべて外国における臨床試験の副作用)
パッチテストテープ「硫酸ニッケル」160μg 721.6円/枚
パッチテストテープ「重クロム酸カリウム」19μg 721.6円/枚
パッチテストテープ「塩化コバルト」16μg 721.6円/枚
パッチテストテープ「メルカプトベンゾチアゾール」61μg 721.6円/枚
パッチテストテープ「ホルムアルデヒド」150μg 721.6円/枚
パッチテストテープ「チメロサール」6.5μg 721.6円/枚
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