ショック等の重篤な副作用があらわれることがある。
本剤を脳・脊髄腔内に投与すると重篤な副作用が発現するおそれがあるので、脳槽・脊髄造影には使用しないこと。
ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
重篤な甲状腺疾患のある患者[ヨードが甲状腺に集積し、症状が悪化するおそれがある。]
逆行性尿路撮影
通常成人1回下記量を使用する。なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。
撮影の種類 | 用量 |
逆行性尿路撮影 | 5〜20mL |
に備え、
十分な問診を行うこと。
ことがある。本剤による
ショック等の重篤な副作用は、ヨード過敏反応によるものとは限らず、それを確実に予知できる方法はないので、投与に際しては必ず
救急処置の準備を行うこと。
があらわれることがあるので、投与にあたっては、
開始時より患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。過敏反応の発現等異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
また、投与後も患者の状態を十分に観察すること。
特に外来患者に対しては、本剤投与1時間以後においても遅発性副作用発現の可能性があることを十分に説明し、発疹、悪心等の副作用と思われる症状が発現した場合には速やかに主治医等に連絡するよう注意を与えること。
ヨード造影剤の投与により腎機能の低下があらわれるおそれがあるので、適切な水分補給を行うこと。特に急性膵炎の患者においては、本剤投与前後にはガイドライン等を参考にして十分な輸液を行うこと。
本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を有する患者
薬物過敏症の既往歴のある患者
脱水症状のある患者[急性腎不全があらわれるおそれがある。]
高血圧症の患者[血圧上昇等、症状が悪化するおそれがある。]
動脈硬化のある患者[心、循環器系に影響を及ぼすことがある。]
糖尿病の患者[急性腎不全があらわれるおそれがある。]
甲状腺疾患のある患者(「禁忌」の項参照)
腎機能が低下している患者[腎機能が悪化するおそれがある(「原則禁忌」の項参照)。]
急性膵炎の患者[症状が悪化するおそれがある(「重要な基本的注意」の項参照)。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
幼・小児(「小児等への投与」の項参照)
投与経路
脳槽・脊髄造影には使用しないこと。また、血管内投与による撮影の効能・効果はない。
前処置
投与前に体温まで温めること。
投与前に極端な水分制限はしないこと。
尿路造影では検査前に腸内ガスを排除し、検査終了まで絶食すること。
投与時
注入装置の洗浄が不十分な場合には、注入器内部に付着する残存液に由来する銅イオン溶出等によって、生成物を生じるおそれがあるので、使い捨て以外の器具を用いる場合には内部の汚れに注意し、洗浄、滅菌を十分に行うこと。
投与後
投与後も水分補給を行い、造影剤の速やかな排泄を促すこと。
開封後
開封後は速やかに使用すること。
適応外であるが、本剤の静脈内注入により血管痛、血栓性静脈炎が報告されている。また、造影剤の血管外漏出により発赤、腫脹、水疱、血管痛等があらわれることが報告されている。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ビグアナイド系糖尿病用薬 メトホルミン塩酸塩、ブホルミン塩酸塩等 | 類薬で乳酸アシドーシスがあらわれたとの報告がある。異常が認められた場合には、ビグアナイド系糖尿病用薬の減量もしくは投与を中止するなど適切な処置を行う。 | ビグアナイド系糖尿病用薬の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇すると考えられている。 |
イオタラム酸メグルミン注(30%)投与症例4,870例中、報告された主な副作用は悪心・嘔吐0.7%(32件)、蕁麻疹0.6%(27件)、熱感・悪寒0.3%(14件)、発疹0.2%(10件)、せき・くしゃみ0.2%(8件)等であった。[血管内投与による造影も含む文献集計による(再審査対象外)]
(頻度不明注))
ショック
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。また、軽度の過敏症状も重篤な症状に進展する場合があるので、観察を十分に行うこと。
アナフィラキシー様症状
アナフィラキシー様症状(呼吸困難、咽・喉頭浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
腎不全
急性腎不全があらわれることがあるので、このような場合には必要に応じ適切な処置を行うこと。
痙攣発作
痙攣発作があらわれることがあるので、このような場合にはフェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与すること。
肺水腫
肺水腫があらわれることが報告されているので、このような場合には必要に応じ適切な処置を行うこと。
重症筋無力症の悪化
重症筋無力症のある患者で、症状の悪化が報告されているので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
注)自発報告又は海外において認められている副作用のため頻度不明。
(血管内投与による造影も含む)
下記の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 注) | |
過敏症 | 発疹、蕁麻疹、発赤、潮紅、そう痒感等 | ||
循環器 | 不整脈、動悸、血圧低下 | ||
呼吸器 | せき、くしゃみ | 呼吸困難、喘息発作、喘鳴 | |
精神神経系 | 頭痛、頭重 | 眠気、めまい、歯痛 | |
消化器 | 悪心・嘔吐 | 口内異常感 | |
その他 | 熱感、悪寒 | 眼瞼浮腫 |
注)自発報告又は海外において認められている副作用のため頻度不明。
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