イリコロン

ストレス胃腸病治療剤

3.0(1件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 アカメガシワエキス ピペタナート塩酸塩
製造/販売 日本新薬
剤形/規格
  • イリコロンM配合錠

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禁忌

  • 緑内障のある患者[眼圧が上昇し、症状を悪化させるおそれがある。]

  • 前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿が困難となり、症状を悪化させるおそれがある。]

  • 重篤な心疾患のある患者[心臓の仕事量が増加し、症状を悪化させるおそれがある。]

  • 麻痺性イレウスの患者[消化管運動を低下させるため、症状を悪化させるおそれがある。]

効能・効果

  • 過敏大腸症(イリタブルコロン)

用法・容量

  • 通常成人1回2錠を1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 視調節障害、眠気を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。(ピペタナート塩酸塩を含有するため)

慎重投与

  • 前立腺肥大のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

  • 甲状腺機能亢進症のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

  • うっ血性心不全のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

  • 不整脈のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

  • 潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸があらわれることがある。]

  • 高温環境にある患者[汗腺作用の抑制により急激に体温が上昇するおそれがある。]

適用上の注意

  • 薬剤交付時

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
三環系抗うつ剤 フェノチアジン系薬剤 モノアミン酸化酵素阻害剤 抗コリン作用に基づく副作用があらわれるおそれがある。 本剤の抗コリン作用を増強させるおそれがある。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 総症例1,458例中28例(1.92%)に副作用がみられ、主なものは眠気5例(0.34%)、悪心、便秘各3例(0.21%)、腹鳴、発疹各2例(0.14%)で半数以上は胃腸症状であった。血液・尿所見、肝・腎機能にも特記すべき異常は認めていない。(再評価結果時)

その他の副作用

0.1〜1%未満 0.1%未満 頻度不明
注1) 視調節障害、眼内圧亢進、散瞳等
精神神経系 眠気 眩暈 頭痛、頭重等
消化器 悪心・嘔吐、腹部膨満・不快感、便秘 口渇 食欲不振、胸やけ等
循環器 心悸亢進等
皮膚 注2) 発疹等の過敏症状
泌尿器 注1) 排尿障害
その他 倦怠感、脱力感、顔面潮紅、熱感
  • 注1)ピペタナート塩酸塩を含有するため。
    注2)投与を中止すること。

薬価

イリコロンM配合錠

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