細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)の患者[免疫機能を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎の患者[穿孔の治癒障害を起こすおそれがある。]
潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷のある患者[創傷修復を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
湿疹・皮膚炎群(ビダール苔癬、進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、痒疹群(ストロフルス、じん麻疹様苔癬、固定じん麻疹を含む)、掌蹠膿疱症、紅皮症、薬疹・中毒疹、虫さされ、紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑、遠心性丘疹性紅斑)、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーク病、紫斑性色素性苔癬様皮膚炎を含む)、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)、皮膚アミロイドーシス(アミロイド苔癬、斑状型アミロイド苔癬を含む)、天疱瘡群、類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む)、円形脱毛症。
通常1日1〜数回適量を患部に塗布する。
を伴う場合には使用しないこと。
皮膚萎縮、ステロイド潮紅などの局所的副作用が発現しやすいので、特に顔面、頸、陰部、間擦部位への使用にあたっては、症状の程度を十分考慮すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、長期又は大量使用、密封法(ODT)は難治性症例に対してのみ行うこと。
症状改善後は、投与回数又は投与量を減少させるなど、より緩和な局所療法への転換を考慮すること。
顔面・頸・陰部・間擦部[局所的副作用が発現しやすい。(「重要な基本的注意」(2)の項参照)]
投与経路
皮膚外用剤として用法・用量にしたがって使用し、眼科用として使用しないこと。
投与時
密封法(ODT)により副作用はより発現しやすくなり、また、皮膚の浸軟又は汗疹があらわれることがあるので、特別な場合を除き、密封法(ODT)は避けること。
特に、広範囲の密封法(ODT)により体温調節が難しくなるおそれがあるので、体温上昇がみられる場合には密封法(ODT)を行わないこと。
化粧下、ひげそり後等に使用することのないよう注意すること。
類薬(外国)で、乾癬患者に長期大量使用した場合、治療中あるいは治療中止後、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬等がみられたとの報告がある。
類薬(外国)で、頭蓋内圧亢進がみられたとの報告がある。
ジフロラゾン酢酸エステル製剤としての調査症例15,960例(軟膏・クリームを含む)中、副作用発現症例は233例(1.46%)であり、副作用発現件数は延べ269件であった。主な副作用は毛嚢炎・
66件(0.41%)、皮膚萎縮44件(0.28%)、ステロイド
瘡31件(0.19%)等であった。(再審査結果通知:1992年6月)
臨床検査値では、20g/日以上外用した症例の一部に軽度な副腎皮質系機能抑制(血中コルチゾール値、好酸球数の減少等)が認められた。(承認時までの調査及び市販後の使用成績調査の集計)
皮膚の細菌・真菌感染症(0.53%)
皮膚の細菌性感染症(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)、真菌性感染症(カンジダ症、白癬等)があらわれることがある<密封法(ODT)の場合、起こりやすい>。このような場合には、適切な抗菌剤、抗真菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。
下垂体・副腎皮質系機能抑制(0.01%)
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能の抑制を来すことがあるので、短期の使用が望ましい。特別の場合を除き、密封法(ODT)や長期又は大量使用は避けること。
後嚢白内障・緑内障(頻度不明)
眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、後嚢白内障、緑内障等があらわれることがある。
0.1〜1%未満 | 0.1%未満 | |
皮膚 注1) | 長期連用によるステロイド皮膚(皮膚萎縮、線条、毛細血管拡張、紫斑)、ステロイド |
乾燥、長期連用による魚鱗癬様皮膚変化、多毛、色素脱失 |
過敏症 注2) | 皮膚の刺激感 | そう痒、発疹、灼熱感、接触皮膚炎 |
注1)このような場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること。
注2)このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
ジフラール軟膏0.05% 15.5円/g
ジフラールクリーム0.05% 15.5円/g
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