細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[感染症を悪化させるおそれがある。]
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。]
潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある。]
○湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)
○痒疹群(じん麻疹様苔癬、ストロフルス、固定じん麻疹を含む)
○乾癬
○掌蹠膿疱症
○円形脱毛症(悪性を含む)
○尋常性白斑
1日1〜3回、適量を患部に噴霧する。
大量又は長期にわたる広範囲の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがある。[9.5、9.7、9.8、11.1.2参照]
本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化がみられる場合は使用を中止すること。
症状改善後はできるだけ速やかに使用を中止すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては、大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。動物実験(ラット、マウス:連日皮下投与)で催奇形作用(外形異常)があらわれたとの報告がある。[8.1参照]
9.7 小児等
長期・大量使用により発育障害を来すおそれがある。
また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。[8.1参照]
9.8 高齢者
大量又は長期にわたる広範囲の使用に際しては特に注意すること。一般に副作用があらわれやすい。[8.1参照]
14.1 薬剤交付時の注意
化粧下やひげそり後等に使用しないよう、患者に指導すること。
患部まで約10cmの距離で噴射し、同一箇所に連続して3秒以上噴射しないよう、患者に指導すること。
噴霧液が眼、鼻等に入らないように注意するよう、患者に指導すること。
14.2 薬剤使用時の注意
眼科用として使用しないこと。
亀裂、びらん面への使用を避けること。
20.1 保管及び注意
高圧ガス(液化石油ガス)を使用した可燃性の製品であり、危険なため、下記の注意を守ること。
・炎や火気の近くで使用しないこと。
・火気を使用している室内で大量に使用しないこと。
・高温にすると破裂の危険があるため、直射日光の当たる所や火気等の近くなど温度が40℃以上となる所に置かないこと。
・火の中に入れないこと。
・使い切って捨てること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 眼圧亢進、緑内障(いずれも頻度不明)
眼瞼皮膚へ使用した際に起こることがある。
11.1.2 後嚢白内障、緑内障(いずれも頻度不明)
大量又は長期にわたる広範囲の使用によりあらわれることがある。[8.1参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
皮膚の感染症注1) | 皮膚の真菌性(カンジダ症、白癬等)及び細菌性(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)感染症 | |
その他の皮膚症状注2) | 魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、色素脱失、刺激感、乾燥 | ざ瘡疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(口囲、顔面全体に紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗屑を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張) |
過敏症 | 紅斑、丘疹、腫脹 | 接触皮膚炎 |
下垂体・副腎皮質系機能 | 大量又は長期にわたる広範囲の使用による下垂体・副腎皮質系機能の抑制 |
注1)適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。
注2)徐々にその使用を差しひかえ、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り換えること。
注)発現頻度は、製造販売後調査の結果を含む。
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