本剤の成分又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、下腿潰瘍)
症状及び病巣の広さに応じて適量を使用する。
潰瘍面を清拭後、1日1〜2回ガーゼにのばして貼付するか、又は患部に直接塗布しその上をガーゼで保護する。
本剤による治療は保存的治療であることに留意し、症状の改善傾向が認められない場合は外科的療法等を考慮すること。
熱傷潰瘍に本剤を使用する場合、本剤の対象は熱傷後の二次損傷により生じた熱傷潰瘍であるので、新鮮熱傷に対しては他の適切な療法を考慮すること。
甲状腺機能に異常のある患者〔甲状腺機能に異常がある場合はポビドンヨード投与により血中ヨウ素値の調節ができず、甲状腺ホルモン関連物質に影響を与える可能性がある。〕
腎不全の患者〔腎不全患者ではポビドンヨード投与により血清中総ヨウ素濃度が著しく高くなることが報告されている。〕
新生児〔新生児にポビドンヨードを使用し、甲状腺機能低下症を起こしたとの報告がある。〕
眼科用に使用しないこと。
他剤と混合して使用しないこと。
患部の清拭消毒を行うこと。
病巣や患部の広さ及び使用状況に応じて、ユーパスタコーワ軟膏及びユーパスタコーワ軟膏分包8gを適切に使い分けること。
ユーパスタコーワ軟膏分包8gは、汚染防止のため、清潔に取り扱い使用すること。なお、吸湿性が高いため、開封後は速やかに使用すること。
新生児にポビドンヨードを使用し、甲状腺機能低下症を起こしたとの報告がある。
膣内にポビドンヨードを使用し、血中無機ヨウ素値及び血中総ヨウ素値が上昇したとの報告がある。
本剤はヨウ素含有製剤であるので、多量投与及び長期連用時には甲状腺機能の変動に注意すること。
承認時及び市販後使用成績調査の累計3937例中、副作用は47例(1.19%)に認められた。症状は疼痛29例(0.74%)、刺激感7例(0.18%)、皮膚炎5例(0.13%)などであり、いずれも適用部位の局所症状であった。
また、409例で施行された臨床検査の結果、本剤に起因する検査値の異常は認められなかった。
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明)(呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 | ヨード疹※ | |
| 皮膚 ※※ | 疼痛、発赤、刺激感、皮膚炎、そう痒感 | |
| 甲状腺 | 血中甲状腺ホルモン値(T3、T4値等)の上昇あるいは低下などの甲状腺機能異常※ |
※ポビドンヨードで報告があり、症状があらわれた場合には使用を中止すること。
※※これらの症状が強い場合には使用を中止すること。
ユーパスタコーワ軟膏 23.9円/g
ユーパスタコーワ軟膏分包8g
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/11 参考率: 100%(1人/1人)
麻酔科/60代/処方経験あり