胃潰瘍におけるH2受容体拮抗薬との併用療法
<アズロキサ錠15mg>
通常、成人にはH2受容体拮抗薬に併用して、1回1錠(エグアレンナトリウム水和物として15mg)を1日2回(朝食後及び就寝前)経口投与する。
本剤と併用するH2受容体拮抗薬の用法及び用量、禁忌、重大な副作用等を必ず確認する。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 腎機能低下のある患者
本剤は大部分が未変化体のまま尿中に排出されるので、血中濃度が持続する可能性がある。[16.5参照]
9.5 妊婦
9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.5.2 ラットの器官形成期に、エグアレンナトリウム水和物として600mg/kg/日を経口投与した群で、出生児の雌の回転棒パス率の亢進が報告されている。
9.5.3 ラットの周産期に、エグアレンナトリウム水和物として10mg/kg/日以上を経口投与した群で、出生児の雌の活動スコアの上昇が報告されている。
9.6 授乳婦
9.6.1 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.6.2 ラットの授乳期に、エグアレンナトリウム水和物として10mg/kg/日以上を経口投与した群で、出生児の雌の活動スコアの上昇が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に腎機能が低下していることが多く、本剤は主として腎臓から排泄されるため、高い血中濃度が持続するおそれがある。[16.5参照]
14.1 薬剤交付時の注意
<錠>
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
14.2 薬剤投与時の注意
動物(ラット)実験において、餌摂取後の潰瘍部位への付着量が絶食の場合より減少するとの報告があるので、満腹時の服用はなるべく避けること。
15.1 臨床使用に基づく情報
15.1.1 本剤の投与により尿が青味を帯びることがある。
15.2 非臨床試験に基づく情報
15.2.1 イヌに長期間大量に経口投与したところ、尿量と摂水量の増加、BUNとクレアチニン値の上昇、尿細管の再生と拡張が認められている。
<製剤共通>
20.1 多少の色調幅はあるが、成分等に影響はない。
<錠>
20.2 アルミピロー包装開封後は、湿気を避けて保存すること。
<顆粒>
20.3 外箱開封後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | |
| 肝臓 | 総ビリルビン値、ALT、AST、γ-GTP、Al-Pの上昇 |
| その他 | 口渇感、口唇乾燥感 |
アズロキサ錠15mg 29.8円/錠
アズロキサ顆粒2.5% 36円/g
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