2.1 本剤又はセンノシド製剤に過敏症の既往歴のある患者
2.2 急性腹症が疑われる患者、痙攣性便秘の患者[腸管蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪するおそれがある。]
2.3 重症の硬結便のある患者[下剤の経口投与では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪するおそれがある。]
2.4 腎機能障害のある患者[9.2参照]
2.5 電解質失調(特に低カリウム血症)のある患者には大量投与を避けること[下痢が起こると電解質を喪失し、状態を悪化させるおそれがある。]
2.6 テトラサイクリン系抗生物質を投与中の患者[10.1参照]
便秘症
通常、成人には1回3錠、1日3回食後経口投与する。頑固な場合の頓用には1回4〜5錠を経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用は避けること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 腹部手術後の患者
腸管蠕動運動亢進作用により腹痛等がみられる。
9.2 腎機能障害患者
投与しないこと。体内にMg2+の蓄積を起こすことがある。[2.4参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
なお、妊婦、産婦又は妊娠している可能性のある女性には大量投与を避けること。投与した場合、子宮収縮を誘発して、流早産の危険性がある。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ダイオウ、センナ中のアントラキノン誘導体が、母乳中に移行し、乳児の下痢を起こすことがある。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
14.2 薬剤投与後の注意
本剤の投与により尿が黄褐色又は赤色を呈することがある。
20.1 吸湿性のため、アルミピロー包装開封後は湿気を避けて保存すること。
20.2 吸湿性のため、バラ包装開封後は密栓して保存すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| テトラサイクリン系抗生物質アクロマイシン等[2.6参照] | Mg2+がテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害し、効果を減弱するおそれがある。 | テトラサイクリン系抗生物質とMg2+がキレートを生成する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| カルシウム製剤 | milk-alkali syndromeがあらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には中止する。 | 高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシスなどを来し腎不全に進展する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 大量の牛乳 | milk-alkali syndromeがあらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には中止する。 | 高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシスなどを来し腎不全に進展する。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 消化器 | 腹痛 |
セチロ配合錠 5.9円/錠
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/08 参考率: 100%(1人/1人)
麻酔科/60代/処方経験あり