ロコルナール錠50mg 他

循環機能改善剤

3.0(1件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 トラピジル
製造/販売 持田製薬
剤形/規格
  • ロコルナール錠50mg
  • ロコルナール錠100mg
  • ロコルナール細粒10%

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禁忌

  • 頭蓋内出血発作後、止血が完成していないと考えられる患者[本剤は血小板凝集抑制作用を有する。]

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 狭心症

用法・容量

  • トラピジルとして、通常成人1回100mgを1日3回経口投与する。
    なお、症状により適宜増減する。

注意事項

慎重投与

  • 肝障害のある患者[副作用が発現しやすくなる。]

過量投与

  • 本剤の大量服用(トラピジルとして15g)で、重症ショック(昏睡状態、頻回の嘔吐、全身痙攣、血圧低下、呼吸困難、四肢冷感等)があらわれたとの報告がある。入院後、直ちに胃腸洗浄、強制利尿等の医薬品中毒に対する一般処置を行った後、吸着型血液浄化法(DHP)と血液透析を併用して行ったところ、臨床所見の急速な改善をみた。また、本剤では、循環虚脱に対する処置が重要と考えられている。

適用上の注意

  • 薬剤交付時

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

その他の注意

  • 膠原病及び類似の疾患の患者に本剤を投与したところ、副作用の発現頻度が高かったので、これらの患者には投与しないことが望ましいとの報告がある。

相互作用

副作用

副作用発現状況の概要

  • 総症例12,274例中、330例(2.7%)に副作用が認められている。その主なものは発疹、そう痒感等の過敏症状(0.3%)、AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝機能障害(0.2%)、食欲不振、悪心・嘔気等の消化器症状(2.5%)、頭痛、めまい等の精神神経系症状(0.5%)、胸部圧迫感、心悸亢進等の循環器系症状(0.3%)であった。(1983年までの集計)

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

  • AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP上昇等の肝機能障害、黄疸(頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

  • 以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

0.1〜5%未満 0.1%未満 頻度不明
過敏症注1) 発疹・発赤、そう痒感等
肝臓注2) AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等 総ビリルビンの上昇
消化器 胃重感、胃部膨満感、胃部不快感、嘔気、嘔吐、食欲不振、腹痛 下痢、便秘、口渇、口内炎等
精神神経系 頭痛、めまい 頭部不快感、眠気、しびれ感等 不眠、筋肉・関節痛
循環器 胸部圧迫感 心悸亢進、頻脈、徐脈、血圧低下、胸部不快感等 不整脈
血液 白血球減少、赤血球減少、血小板減少、好酸球増多、出血傾向等
その他 味覚異常、顔面潮紅、発熱、悪寒・戦慄、倦怠感、気分不良 発汗、女性化乳房、呼吸困難、リンパ節腫脹、疼痛、浮腫
  • 注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

  • 注2)観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。

薬価

ロコルナール錠50mg 9.6円/錠
ロコルナール錠100mg 10.7円/錠
ロコルナール細粒10%

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