本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
フラジオマイシン、ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン等のアミノ糖系抗生物質、バシトラシン、トリプシン又はキモトリプシンに対し過敏症の既往歴のある患者
創面から出血している患者[トリプシンには血液凝固阻止作用がある。]
重篤な肝障害・腎障害のある患者[これらの症状が増悪することがある。]
<適応菌種>
フラジオマイシン感性菌
<適応症>
びらん・潰瘍の二次感染、子宮腟部びらん
適量を患部に散布する。
[参考]
容器を強く2〜3回圧迫すると約1g散布できる。また、添付のアダプターを用いれば、腟内にも散布できる。
感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す兆候(
全身投与の場合と同様な症状(腎障害、難聴等)があらわれることがあるので、長期連用しないこと。
血液凝固異常、血小板異常のある患者又は抗凝血剤を投与中の患者[トリプシンには血液凝固阻止作用がある。]
麻酔剤、筋弛緩剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
使用時
誤って吸入しないように注意させること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 抗凝血剤ワルファリン等 | 抗凝血作用が増強するおそれがある。 | トリプシンは血液凝固阻止作用を有する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 麻酔剤筋弛緩剤ツボクラリンパンクロニウム臭化物ベクロニウム臭化物等 | 本剤を手術創傷等吸収されやすい局所へ使用した場合に、クラーレ様作用(神経筋遮断作用)による呼吸抑制があらわれることがある。 | 麻酔剤、筋弛緩剤及びアミノ糖系抗生物質は、神経筋接合部の遮断作用を有する。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、副作用については文献、自発報告等を参考に集計した。
ショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、胸内苦悶、呼吸困難、頭痛、血圧低下等があらわれた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
長期連用により、腎障害、難聴(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止すること。
以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発疹等注) |
| 使用部位 | 疼痛、灼熱感、 |
注)このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
フランセチン・T・パウダー 23.3円/g
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