本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
感染症のある関節[感染関節あるいは塗布部皮膚感染が悪化するおそれがある。]
潰瘍、熱傷、凍傷等の皮膚損傷のある部位[刺激性がある。また、皮膚の再生が抑制され、治癒が遅れるおそれがある。]
関節リウマチによる指、手、肘関節の腫脹・疼痛の緩解
通常、1日数回適量を患部に塗布する。
ステロイド外用剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意し、本剤の使用により、症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合には使用を中止し、関節注入剤等の他の適切な治療に変更すること。また、重症度が高度な肘関節には特に本剤の効果の有無に注意し、漫然と使用を継続しないこと。
本剤を用いる場合には理学療法等、薬物療法以外の療法も考慮すること。また、患者の状態を十分観察し、副作用の発現に注意すること。
密封法(ODT)における安全性は確立していない(使用経験がない)。なお、他の副腎皮質ステロイド外用剤の使用上の注意には大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状があらわれることがあるとの記載がある。
使用部位
表皮が欠損している場合に使用するとしみることやヒリヒリ感を起こすことがある。
使用時
本剤に触れた手で眼、粘膜、外傷部位に触れないよう注意すること。
使用のつど、必ずキャップをきちんと閉めて保存すること。
開封後は冷蔵庫等の5℃以下の場所に保存すると結晶が析出することがあるので、低温の場所を避けて保存すること。
アルコール類に溶けるおそれのあるもの(メガネのわく、塗装家具、革製品等)に、薬がつかないよう注意すること。
承認時
次の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には使用を中止すること。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
| ステロイド皮膚(皮膚萎縮、潮紅)、皮膚の |
多毛、腫脹、熱感、疼痛 |
次の副作用は他のステロイド外用剤で報告があるので注意すること。
皮膚の真菌性感染症(カンジダ症、白癬等)、細菌性感染症(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)、ウイルス感染症があらわれることがある(密封法(ODT)の場合に起こりやすい)。このような症状があらわれた場合には適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には使用を中止すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能の抑制あるいは後嚢白内障、緑内障等をきたすことがある。
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