サプレスタ

持続性Ca拮抗剤

4.0(1件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 アラニジピン
製造/販売 大鵬薬品工業
剤形/規格
  • サプレスタカプセル5mg
  • サプレスタカプセル...
  • サプレスタ顆粒2%

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禁忌

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 高血圧症

用法・容量

  • アラニジピンとして初回投与量を5mgとし、通常、成人には5〜10mgを1日1回経口投与する。
    なお、年齢、症状によって適宜増減するが、効果が不十分な場合には1日1回20mgまで増量することができる。

注意事項

重要な基本的注意

  • カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること。

  • 本剤の投与により、まれに過度の血圧低下を起こすおそれがあるので、そのような場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。

  • 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等、危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

慎重投与

  • 肝機能障害のある患者[副作用があらわれやすい。]

  • 腎機能障害のある患者[副作用があらわれやすい。]

  • ジヒドロピリジン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者

  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

適用上の注意

  • 薬剤交付時

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

取扱上の注意

  • 顆粒剤は、有効成分が光に不安定であるため顆粒にコーティングしていますが、調剤する場合はできるだけ光にあてないようご留意下さい。

相互作用

相互作用序文

  • 本剤は主として薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される(「薬物動態」の項参照)。

薬物代謝酵素用語

CYP3A4

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
他の降圧剤レセルピンメチルドパ水和物プラゾシン塩酸塩等β遮断剤プロプラノロール塩酸塩等 降圧作用が増強されることがある。 両薬剤の薬理学的な相加作用等により降圧作用が増強される。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ジルチアゼム塩酸塩 本剤の作用が増強されるおそれがある。 ジルチアゼムが肝の薬物代謝酵素チトクロームP450を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ジゴキシン ジゴキシン中毒症状(悪心・嘔吐、めまい、徐脈、不整脈)があらわれるおそれがある。症状に応じジゴキシンの用量を調節又は本剤の投与を中止する。 腎又は腎外クリアランス減少等のため、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
シメチジン 本剤の作用が増強されるおそれがある。 シメチジンが肝の薬物代謝酵素チトクロームP450を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
リファンピシンフェノバルビタール 本剤の降圧作用が減弱されるおそれがある。 これらの薬剤が肝の薬物代謝酵素チトクロームP450を誘導し、本剤の血中濃度が低下する。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
エリスロマイシンイトラコナゾール 他のカルシウム拮抗剤(フェロジピン等)でその作用が増強したとの報告がある。 これらの薬剤が肝の薬物代謝酵素チトクロームP450を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
グレープフルーツジュース 他のカルシウム拮抗剤(ニフェジピン等)でその血中濃度が上昇したとの報告がある。 グレープフルーツジュースに含まれる成分が薬物代謝酵素チトクロームP450を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 顆粒の承認時、使用成績調査及び特別調査における安全性評価例数は4,765例であり、副作用発現率は11.2%(534例)であった。主な副作用は頭痛1.4%、潮紅1.4%、ほてり感1.2%、動悸0.6%、貧血0.6%、めまい0.6%等であった。また、主な臨床検査値の異常変動はALT(GPT)上昇1.0%、AST(GOT)上昇0.9%、γ-GTP上昇0.8%、BUN上昇0.7%、Al-P上昇0.6%、LDH上昇0.6%、尿酸上昇0.6%であった(再審査終了時)。

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

0.1〜5%未満 0.1%未満
肝臓 注) 肝機能障害(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇等)
腎臓 注) 尿酸上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇
血液 注) 貧血、白血球減少
循環器 顔面紅潮、動悸、ほてり感、のぼせ感、熱感、けん怠感、浮腫、頻脈、血圧低下 発赤、立ちくらみ、期外収縮
精神神経系 頭痛、頭重感、めまい、ふらつき、しびれ感
消化器 嘔気、胃部不快感、口渇 胸やけ、食欲不振、便秘、下痢、腹痛
過敏症 注) 発疹
その他 CK(CPK)上昇、血糖値上昇、総コレステロール上昇 眼痛、結膜充血、異味感、多汗、頻尿
  • 注)異常が認められた場合には投与を中止すること。

薬価

サプレスタカプセル5mg 26.1円/カプセル
サプレスタカプセル10mg 43.7円/カプセル
サプレスタ顆粒2% 85.2円/g

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