活性型VD3角化症治療剤
| 一般名 |
タカルシトール水和物
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|---|---|
| 製造/販売 | 帝人ファーマ |
| 剤形/規格 |
|
本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
乾癬、魚鱗癬、掌蹠膿疱症、掌蹠角化症、毛孔性紅色粃糠疹
通常1日2回適量を患部に塗布する。
本剤は活性型ビタミンD3製剤であり、類薬(活性型ビタミンD3外用剤)との併用又は大量投与により血清カルシウム値が上昇する可能性がある。また、高カルシウム血症に伴い、腎機能が低下する可能性があるので、類薬との併用又は大量投与に際しては、血清カルシウムや尿中カルシウム及び腎機能(クレアチニン、BUN等)に注意し、観察を十分に行うこと。(「相互作用」の項参照)
使用部位
眼科用として角膜、結膜に使用しないこと。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ビタミンD及びその誘導体アルファカルシドールカルシトリオールカルシポトリオールマキサカルシトール等 | 血清カルシウム値が上昇する可能性がある。その場合には直ちに本剤及び併用薬の使用を中止し、経過を観察すること。 | 相加作用 |
軟膏では、安全性評価対象3,666例中110例(3.0%)に163件の副作用が認められた。
主な症状はそう痒31件(0.8%)、発赤19件(0.5%)、刺激感18件(0.5%)、ヒリヒリ感15件(0.4%)等であり、副作用とされた臨床検査値の変動はAST(GOT)上昇12件(0.3%)、ALT(GPT)上昇10件(0.3%)、ALP上昇8件(0.2%)等であった。(ボンアルファ軟膏注)の再審査終了時)
クリームでは、安全性評価対象335例中13例(3.9%)に20件の副作用が認められた。
報告された症状は発赤6件(1.8%)、ヒリヒリ感3件(0.9%)、そう痒3件(0.9%)、刺激感2件(0.6%)等であった。副作用とされた臨床検査値の変動は尿たん白陽性1件(0.3%)であった。(ボンアルファクリーム注)の再審査終了時)
ローションでは、安全性評価対象85例中3例(3.5%)に4件の副作用が認められた。
報告された症状はヒリヒリ感1件(1.2%)、発赤1件(1.2%)、そう痒1件(1.2%)、刺激感1件(1.2%)であった。副作用とされた臨床検査値の変動はなかった。(ボンアルファローション注)の再審査終了時)
注)販売名変更前の製品で、本剤と同一製剤である。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
| 精神神経系 | 頭痛 | |
| 皮膚 | ヒリヒリ感*、発赤*、接触皮膚炎*、そう痒*、刺激感* | 腫脹* |
| 肝臓 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、ALP上昇 | |
| その他 | 白血球の増多、血清リンの低下、尿たん白陽性 |
*このような症状が強い場合には、使用を中止すること。
ボンアルファ軟膏2μg/g 85.2円/g
ボンアルファクリーム2μg/g 85.2円/g
ボンアルファローション2μg/g 85.2円/g
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