本剤は動脈内投与しないこと.
(静脈内投与)
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
ガラクトース血症の患者[本剤のガラクトースにより症状が悪化するおそれがある.]
発症後14日未満の急性心筋梗塞患者
(子宮腔内投与)
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
ガラクトース血症の患者[本剤のガラクトースにより症状が悪化するおそれがある.]
妊婦又は妊娠している可能性のある患者[「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]
骨盤腔内に急性炎症性疾患のある患者[本剤の投与により症状が悪化するおそれがある.]
心エコー図検査における造影
ドプラ検査における造影
子宮卵管エコー図検査における造影
効能・効果,造影部位に応じ,通常,1回量として,成人に下表の濃度,容量を投与する.なお,静脈内投与では,1回の検査で異なる断面あるいは部位を造影するなど,複数回投与の必要がある場合には,3回を限度とする.
子宮卵管エコー図検査における造影では,導管より子宮腔内に注入する.
| 効能・効果 | 心エコー図検査における造影 | ドプラ検査における造影 | 子宮卵管エコー図検査における造影 | |
| 造影部位 | 心臓血管 | 心臓血管 | 頭・頸部,躯幹部・四肢 | 子宮卵管 |
| 投与部位 | 静脈内 | 子宮腔内 | ||
| 使用濃度 (mg/mL) |
300 | 200 | 300 | 200 |
| 容量 (mL) |
5 | 4〜8 | 5 | 5〜18 |
(静脈内投与)
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
投与経路
本剤は静脈内投与及び導管による子宮腔内投与にのみ使用し,動脈内投与は行わないこと.
調製前
懸濁液の調製に先立って,本剤と添付の注射用水は,室温に置いておくこと.
調製時
懸濁液は使用直前に調製すること.
バイアルへの注射用水の注入及び懸濁液調製後の本剤の注射筒への吸引には,添付のミニスパイク(懸濁液調製器具)を使用すること.
バイアルへの注射用水の注入及び懸濁液調製後の本剤の注射筒への吸引は,過度の加圧/減圧を避けるためゆっくり行うこと.
調製方法
添付の注射用水から使用濃度に応じて,下記の量を注射筒に吸引する.
| 濃度 (mg/mL) |
加える注射用水の量 (mL) |
調製後の総容量 (mL) |
| 200 | 11 | 12.5 |
| 300 | 7 | 8.5 |
(例)300mg/mLの濃度を得るためには,7mLの注射用水を用いる.これによって300mg/mLの懸濁液8.5mLが得られる.
添付のミニスパイクをバイアルに刺し,ミニスパイクに注射筒を結合してバイアル内に注射用水を過度の加圧を避けるためゆっくり注入する.
ミニスパイクから注射筒を取り外し,ミニスパイクのキャップを閉めて5〜10秒間振とうし,その後約2分間放置する.懸濁液放置時に分離が認められることがあるので,そのときは投与直前に慎重に逆さにして,再び均質な懸濁液とすること.
再び注射筒をミニスパイクに結合し,バイアルを逆さにして必要な懸濁液量を過度の減圧を避けるためゆっくり吸引する.この時,ミニスパイクのフィルターがつまるおそれがあるため,注射筒からバイアルに懸濁液を逆流させないこと.
投与時
懸濁液調製後は10分以内に使用すること.
静脈内投与する場合には,19〜20Gの注射針を用いること.注射針は軟性の留置針が望ましい.
静脈内投与する場合には,投与後,直ちに少量の生理食塩液を追加投与すること.
開封後
1回の検査にのみ使用し,余剰の溶液は廃棄すること.
(静脈内投与)
総症例1,217例中93例(7.6%)に副作用が認められ,主な副作用は注入部疼痛37件(3.0%),ほてり21件(1.7%),注入部冷感13件(1.1%)等であった.(承認時)
(子宮腔内投与)
総症例172例中7例(4.1%)に副作用が認められ,主な副作用は嘔気3件(1.7%),腹痛2件(1.2%)等であった.(承認時)
(静脈内投与)
下記の副作用があらわれることがあるので,このような場合には適切な処置を行うこと.
| 0.1〜5%未満 |
|
頻度不明※ | |
| 過敏症 | 蕁麻疹 | ||
| 消化器 | 嘔気 | ||
| 注入部 | 疼痛,冷感 | 違和感,熱感 | |
| その他 | ほてり,胸部ほてり |
※自発報告につき頻度不明
(子宮腔内投与)
下記の副作用があらわれることがあるので,このような場合には適切な処置を行うこと.
|
|
|
| 過敏症 |
|
| 消化器 | 嘔気,腹痛 |
| 呼吸器 | 過度呼吸 |
| 循環器 | 低血圧,徐脈 |
| その他 | 帯下過多,ほてり |
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