ゲンタマイシン耐性菌又は非感性菌による皮膚感染のある場合[皮膚感染が増悪するおそれがある。]
真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[これらの疾患が増悪するおそれがある。]
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。]
潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある。]
ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン等のアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者
<適応菌種>
ゲンタマイシン感性菌
<適応症>
湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している次の疾患
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
通常1日1〜数回適量を塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
湿疹・皮膚炎群、乾癬、掌蹠膿疱症、外傷・熱傷及び手術創等に対しては、湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発しているものにのみ使用し、これらの症状が改善した場合には、速やかに使用を中止し、抗生物質を含有しない薬剤に切り替えること。
感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い感作されたことを示す兆候(
大量又は長期にわたる広範囲の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがある。
症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止すること。
使用部位
眼科用として使用しないこと。
使用時
化粧下、ひげそり後等に使用することのないよう注意すること。
安定性試験
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、本軟膏剤及び本クリーム剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
眼圧亢進、緑内障、後
眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により後
| 5%以上又は頻度不明 | 0.1〜5%未満 | |
| 皮膚の感染症 注1) | 皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬等)、ゲンタマイシン耐性菌又は非感性菌による感染症及びウイルス感染症[密封法(ODT)の場合、起こり易い] | |
|
その他の皮膚症状
注2)
| 長期連用により、 |
魚鱗癬様皮膚変化 |
| 過敏症 注3) | 皮膚の刺激感、接触性皮膚炎、発疹等 | |
|
下垂体・副腎皮質系機能
注4)
| 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能抑制 | |
|
その他
注5)
| 長期連用により、腎障害、難聴 |
注1)このような症状があらわれた場合には使用を中止し、適切な抗真菌剤、抗菌剤等に切り替えること。
注2)このような症状があらわれた場合にはその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること。
注3)このような場合には使用を中止すること。
注4)このような場合において、投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること。
注5)長期連用を避けること。
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