リブロファズ配合皮下注

抗悪性腫瘍剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 アミバンタマブ(遺伝子組換え) ボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)
製造/販売 ヤンセンファーマ
剤形/規格
  • リブロファズ配合皮下注

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警告

  • 1.1 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。

  • 1.2 本剤の投与により間質性肺疾患があらわれ、死亡に至った症例が報告されているので、初期症状(呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び定期的な胸部画像検査の実施等、観察を十分に行うこと。異常が認められた場合は本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、特に治療初期は入院又はそれに準ずる管理の下で、間質性肺疾患等の重篤な副作用発現に関する観察を十分に行うこと。[8.1、9.1.1、11.1.2参照]

  • 1.3 本剤投与開始前に、胸部CT検査及び問診を実施し、間質性肺疾患の合併又は既往歴の有無を確認した上で、投与の可否を慎重に判断すること。[9.1.1参照]

  • 1.4 ラゼルチニブとの併用投与により、深部静脈血栓症及び肺塞栓症を含む静脈血栓塞栓症があらわれ、死亡に至った症例が報告されているので、静脈血栓塞栓症の既往歴の有無等を確認した上で、投与の可否を慎重に判断すること。また、本剤投与中は患者の状態を十分に観察し、下肢の疼痛・浮腫、突然の呼吸困難、息切れ、胸痛等の静脈血栓塞栓症が疑われる徴候や症状の発現に注意すること。[7.2、8.3、9.1.2、11.1.4参照]

禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • EGFR遺伝子エクソン20挿入変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

  • EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

用法・容量

  • EGFR遺伝子エクソン20挿入変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌にはA法、EGFR遺伝子変異(エクソン20挿入変異を除く)陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌にはA法又はB法を使用する。

    • A法

      • カルボプラチン及びペメトレキセドナトリウムとの併用において、3週間を1サイクルとし、通常、成人にはアミバンタマブ(遺伝子組換え)及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として以下の用法及び用量で皮下投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

        • 体重 サイクル 投与日 用量(アミバンタマブ(遺伝子組換え)) 用量(ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え))
          80kg未満 1サイクル目 1日目 1,600mg 20,000単位
          8日目、15日目 2,400mg 30,000単位
          2サイクル目以降 1日目 2,400mg 30,000単位
          80kg以上 1サイクル目 1日目 2,240mg 28,000単位
          8日目、15日目 3,360mg 42,000単位
          2サイクル目以降 1日目 3,360mg 42,000単位

    • B法

      • ラゼルチニブメシル酸塩との併用において、4週間を1サイクルとし、通常、成人にはアミバンタマブ(遺伝子組換え)及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として以下の用法及び用量で皮下投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

        • 体重 サイクル 投与日 用量(アミバンタマブ(遺伝子組換え)) 用量(ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え))
          80kg未満 1サイクル目 1日目、8日目、15日目、22日目 1,600mg 20,000単位
          2サイクル目以降 1日目、15日目 1,600mg 20,000単位
          80kg以上 1サイクル目 1日目、8日目、15日目、22日目 2,240mg 28,000単位
          2サイクル目以降 1日目、15日目 2,240mg 28,000単位

注意事項

重要な基本的注意

  • 8.1 間質性肺疾患があらわれることがあるので、初期症状(呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び定期的な胸部画像検査の実施等、観察を十分に行うこと。必要に応じて、動脈血酸素分圧(PaO2)、動脈血酸素飽和度(SpO2)、肺胞気動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)、肺拡散能力(DLco)等の検査を行うこと。また、患者に対して、初期症状があらわれた場合には、速やかに医療機関を受診するよう指導すること。[1.2、9.1.1、11.1.2参照]

  • 8.2 重度の皮膚障害があらわれることがあるので、必要に応じて皮膚科を受診するよう患者に指導すること。[11.1.3参照]

  • 8.3 ラゼルチニブとの併用により静脈血栓塞栓症の発現頻度が増加する傾向が認められているので、初期症状(下肢の疼痛・浮腫、突然の呼吸困難、息切れ、胸痛等)の確認及び定期的な凝固能検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、患者に対して、初期症状があらわれた場合には、速やかに医療機関を受診するよう指導すること。[1.4、7.2、9.1.2、11.1.4参照]

  • 8.4 本剤の使用にあたっては、アミバンタマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤との取り違えに注意すること。

慎重投与

  • 9.1 合併症・既往歴等のある患者

    • 9.1.1 間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者

      • 間質性肺疾患が悪化又は再発するおそれがある。[1.2、1.3、8.1、11.1.2参照]

    • 9.1.2 静脈血栓塞栓症のある患者又はその既往歴のある患者

      • 静脈血栓塞栓症が悪化又は再発するおそれがある。[1.4、7.2、8.3、11.1.4参照]

  • 9.4 生殖能を有する者

    • 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後3カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5参照]

  • 9.5 妊婦

    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていない。類薬のEGFR又はMET阻害剤を投与した動物試験では、胚・胎児発生の障害、胚致死及び流産の発現率の上昇が認められた。[9.4参照]

  • 9.6 授乳婦

    • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト母乳中への移行に関するデータはないが、ヒトIgGは母乳中に移行することが知られている。

  • 9.7 小児等

    • 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

  • 9.8 高齢者

    • ラゼルチニブとの併用投与については、投与の可否を慎重に判断すること。アミバンタマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤とラゼルチニブを併用した臨床試験において、65歳未満の患者と比較して65歳以上の患者で死亡に至った有害事象、重篤な有害事象及び投与中止に至った有害事象の発現割合が高い傾向が認められている。

適用上の注意

  • 14.1 薬剤調製時の注意

    • 14.1.1 本剤の投与には、ポリプロピレン又はポリカーボネートのシリンジとステンレス鋼製の注射針を用いること。翼状針で投与する場合は、ポリエチレン、ポリウレタン又はポリ塩化ビニル(PVC)のチューブ、コネクター等を用いること。

    • 14.1.2 本剤は、無菌環境下において、調製すること。

    • 14.1.3 本剤を冷蔵庫から取り出し、15分以上放置し、15〜30℃に戻す。他の方法で温めないこと。

    • 14.1.4 本剤を振盪しないこと。

    • 14.1.5 薬液入りシリンジを直ちに使用しない場合は、2〜8℃で最長24時間まで、その後15〜30℃及び室内光下で最長24時間まで保存できる。2〜8℃で24時間を超えて保管した場合、又は15〜30℃で24時間を超えて保管した場合は廃棄すること。

  • 14.2 薬剤投与時の注意

    • 14.2.1 本剤投与前に粒子や変色の有無を目視で確認すること。不透明粒子や変色又は異物が認められた場合は使用しないこと。

    • 14.2.2 投与の際には、21〜23ゲージの注射針又は皮下投与セットの使用が推奨される。

    • 14.2.3 各投与量は15mLを超えてはならない。15mLを超える用量を投与する場合は、複数のシリンジに均等に分割する。

    • 14.2.4 腹部皮下に、本剤を約5分かけて投与する。複数のシリンジで投与する場合は、へその周り5cmを外した異なる腹部四分円に連続して投与すること。他の部位への投与はデータが得られていない。

    • 14.2.5 皮膚の発赤、挫傷、圧痛、硬結又は瘢痕がある部位には注射しないこと。

    • 14.2.6 患者が痛みを感じた場合は、注射速度を減速又は注射を中断する。減速又は中断をしても痛みが軽減しない場合は、残りを左右逆側の腹部に投与することができる。

    • 14.2.7 必要に応じ、生理食塩液にて皮下投与セットをフラッシュすること。

    • 14.2.8 本剤は1回使い切りである。未使用残液については適切に廃棄すること。

その他の注意

  • 15.1 臨床使用に基づく情報

    • 臨床試験において、アミバンタマブ(遺伝子組換え)に対する抗体の産生が認められた患者の割合は0.3%(370例中1例)であった。また、ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体の産生が認められた患者の割合は9.5%(389例中37例)であった。

取扱上の注意

  • 20.1 外箱開封後は遮光して保存すること。

  • 20.2 凍結させないこと。

相互作用

副作用

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 11.1.1 Infusion reaction(12.6%)

    • 悪寒、呼吸困難、潮紅、発熱、胸部不快感等のinfusion reactionがあらわれることがある。多くの場合は、初回投与時に認められたが、2回目以降の投与時にも認められている。[7.1参照]

  • 11.1.2 間質性肺疾患

    • 肺臓炎(2.1%)、間質性肺疾患(0.9%)があらわれることがある。異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。[1.2、8.1、9.1.1参照]

  • 11.1.3 重度の皮膚障害注1)

    • 発疹(7.0%)、ざ瘡様皮膚炎(6.8%)、皮膚潰瘍(0.2%)等の重度の皮膚障害があらわれることがある。[8.2参照]

  • 11.1.4 静脈血栓塞栓症

    • 深部静脈血栓症(3.1%、3.6%)注2)、肺塞栓症(頻度不明、2.4%)注2)等の静脈血栓塞栓症があらわれることがある。[1.4、7.2、8.3、9.1.2参照]

  • 11.1.5 動脈血栓塞栓症

    • 本剤とラゼルチニブとの併用投与において、虚血性脳卒中(0.3%)注3)等の動脈血栓塞栓症があらわれることがある。

  • 11.1.6 体液貯留

    • 低アルブミン血症(35.1%)、末梢性浮腫(22.2%)、全身性浮腫(2.8%)等の体液貯留があらわれることがある。急激な体重の増加、呼吸困難等の異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 注1)NCI-CTCAEのGrade 3以上の副作用頻度

  • 注2)本剤を化学療法と併用投与した臨床試験(NSC2002試験コホート2及び3b)における発現頻度、本剤をラゼルチニブと併用投与した臨床試験(NSC3004試験、NSC2002試験コホート1及び6)における発現頻度の順に記載した。

  • 注3)本剤をラゼルチニブと併用投与した臨床試験(NSC3004試験、NSC2002試験コホート1及び6)における発現頻度

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

20%以上 20%未満
5%未満 頻度不明
感染症及び寄生虫症 爪囲炎(47.5%) 結膜炎
血液及びリンパ系障害 好中球減少症注1)、血小板減少症注1)
代謝及び栄養障害 食欲減退、低カルシウム血症 低カリウム血症、低マグネシウム血症
神経系障害 浮動性めまい
眼障害 ドライアイ、睫毛の成長、霧視、眼充血、眼瞼炎、結膜充血、眼そう痒症、角膜炎、流涙増加、視力低下 眼の障害、視力障害
胃腸障害 口内炎 悪心、下痢、便秘、嘔吐 腹痛、痔核
皮膚及び皮下組織障害 発疹(54.8%)、ざ瘡様皮膚炎 そう痒症、皮膚乾燥 爪毒性、湿疹、皮膚剥脱、乾皮症
筋骨格系及び結合組織障害 筋肉痛
一般・全身障害及び投与部位の状態 疲労、無力症、注射部位反応 発熱、倦怠感、末梢腫脹
臨床検査 ALT増加、AST増加 血中ALP増加
  • 注1)本剤と化学療法の併用投与における副作用(本剤を化学療法と併用投与したNSC2002試験コホート2及び3bにおける発現頻度)

薬価

リブロファズ配合皮下注

評価サマリー

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