注射用エラスポール100

好中球エラスターゼ阻害剤

3.5(15件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 シベレスタットナトリウム水和物
製造/販売 丸石製薬
剤形/規格
  • 注射用エラスポール100

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禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 全身性炎症反応症候群に伴う急性肺障害の改善

用法・容量

  • 通常、本剤を生理食塩液に溶解した後、1日量(シベレスタットナトリウム水和物として4.8mg/kg)を250〜500mLの輸液で希釈し、24時間(1時間当たり0.2mg/kg)かけて静脈内に持続投与する。投与期間は14日以内とする。

注意事項

重要な基本的注意

  • 本剤の投与は一般的な急性肺障害の治療法(呼吸管理、循環血液量の補正、抗菌剤等)に代わるものではないので、原疾患に対する適切な治療を実施すること。

慎重投与

  • 9.5 妊婦

    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

  • 9.6 授乳婦

    • 授乳しないことが望ましい。動物実験において乳汁中への移行が認められている。

  • 9.7 小児等

    • 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

  • 9.8 高齢者

    • 一般に生理機能が低下している。

適用上の注意

  • 14.1 薬剤調製時の注意

    • 14.1.1 カルシウムを含む輸液を用いるときは、本剤の濃度を1mg/mL以下として使用すること。(本剤の濃度が2mg/mL以上では沈殿が生じることがある。)

    • 14.1.2 輸液で希釈することによりpHが6.0以下となる場合には、沈殿が生じることがあるので注意すること。

    • 14.1.3 アミノ酸輸液を用いると分解が生じることがあるので、アミノ酸輸液との混注は避けること。

取扱上の注意

  • 外箱開封後は遮光して保存すること。

相互作用

副作用

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 11.1.1 呼吸困難(0.3%)

  • 11.1.2 白血球減少(0.7%)、血小板減少(頻度不明)

  • 11.1.3 肝機能障害(1.0%)、黄疸(頻度不明)

    • AST・ALTの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

1〜10%未満 1%未満 頻度不明
過敏症 発疹等
肝臓 ビリルビン、AST、ALT、γ-GTP、アルカリホスファターゼの上昇 ウロビリノーゲン陽性、LDH上昇
血液 好酸球増加 血小板減少、血小板増多、貧血、出血傾向
腎臓 多尿、尿蛋白増加、BUN上昇 クレアチニン上昇
その他 高カリウム血症、総蛋白減少、注射部静脈炎

薬価

注射用エラスポール100 3091円/瓶

評価サマリー

もっとも参考になった評価コメント

使いやすさ

投稿日: 2014/12/26 参考率: 100%(2人/2人)

脳外科/40代/処方経験あり

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