クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
腟,膀胱,口腔等の粘膜面[クロルヘキシジン製剤の前記部位への使用により,ショック症状(初期症状:悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等)の発現が報告されている。]
損傷皮膚及び粘膜[エタノールを含有するので,損傷皮膚及び粘膜への使用により,刺激作用を有する。]
手指の消毒
本剤をうすめずにそのまま手指の消毒に用いる。
(注意:手指の消毒における使用濃度は,クロルヘキシジングルコン酸塩として0.1〜0.5%であり,本剤は0.2%であるので,そのまま用いる。)
ショック等の反応を予測するため,使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴,薬物過敏体質の有無について十分な問診を行うこと。
本剤は希釈せず,原液のまま使用すること。
本剤の使用中に誤って眼に入らないように注意すること。
眼に入った場合には,直ちによく水洗すること。
薬物過敏症の既往歴のある患者
喘息等のアレルギー疾患の既往歴,家族歴のある患者
投与経路
手指消毒以外の目的には使用しないこと。
使用時
反復使用した場合には,脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので,注意すること。
血清・膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので,これらが付着している場合は,十分に洗い落としてから使用すること。
石けん類は本剤の殺菌作用を減弱させるので,予備洗浄に用いた石けん分を十分に洗い落としてから使用すること。
引火性,爆発性があるため,火気には十分注意すること。
クロルヘキシジングルコン酸塩製剤の投与により,ショック症状を起こした患者のうち,数例について,血清中にクロルヘキシジンに特異的なIgE抗体が検出されたとの報告がある。
本剤の付着した白布を次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系漂白剤で漂白すると,褐色のシミができることがある。漂白には過炭酸ナトリウム等の酸素系漂白剤が適当である。
安定性試験
最終包装製品を用いた加速試験(40℃,相対湿度75%,6ヵ月)の結果,通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
アルコール類危険等級II水溶性 火気厳禁
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
ショック
ショック(頻度不明)があらわれることがあるので観察を十分に行い,悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等があらわれた場合には,直ちに使用を中止し,適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 注1) | 発疹・蕁麻疹等 |
| 皮膚 注2) | 刺激症状 |
注1)このような症状があらわれた場合には,直ちに使用を中止し,再使用しないこと。
注2)このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
アセスクリン
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