消化管の穿孔又はその疑いのある患者[消化管外(腹腔内等)に漏れることにより、バリウム腹膜炎などの重篤な症状を引き起こすおそれがある。]
消化管に急性出血のある患者[出血部位に穿孔を生ずるおそれがある。]
消化管の閉塞又はその疑いのある患者[イレウス、穿孔等を生ずるおそれがある。]
コンピューター断層撮影における上部消化管造影
通常、成人には本剤1回300mL(硫酸バリウムとして4.5g)を検査前5〜20分に経口投与する。
腹部CT検査に際しては、検査前12時間は絶食節飲とすること。
腸管の蠕動運動の激しい患者ではモーションアーチファクトがみられることがあるので、必要に応じて検査前に鎮痙剤の筋注をすることが望ましい。
CT検査前に硫酸バリウムを服用した高齢者や便秘がちの患者では、消化管内に残留した硫酸バリウムによるアーチファクトが起こりやすいので、硫酸バリウムの服用の有無を確認するとともに、必要に応じ、CT検査の延期又は下剤の投与若しくは浣腸処置等を行った後CT検査を行うこと。
痛みや意識障害のある患者で体動の激しい場合には、アーチファクトが起こりやすいので、必要に応じ、麻酔剤、鎮静剤又は催眠剤を投与し検査すること。
消化管に瘻孔又はその疑いのある患者[穿孔を生じ、消化管外に漏れるおそれがある。]
消化管の狭窄又はその疑いのある患者[イレウス、穿孔等を生ずるおそれがある。]
全身衰弱の強い患者
硫酸バリウム製剤に過敏性反応を示したことのある患者
安定性試験
最終包装製品を用いた安定性試験の結果、本剤は通常の市場流通下において、使用期間の間安定であることが確認された。
承認時までの副作用調査総症例182例中、副作用発現症例数は1例(0.5%)であり、悪心であった。
| 頻度不明 | 0.1〜5%未満 | |
| 消化器 | 便秘、下痢 | 悪心 |
| 過敏症 | 過敏性反応 | |
| その他 | 嘔吐に付随する吸引性肺炎(嚥下肺炎) |
バリトップCT 274.8円/瓶
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