閉塞隅角緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。〕
前立腺肥大による排尿障害のある患者〔抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により排尿困難を悪化させるおそれがある。〕
重篤な心疾患のある患者〔抗コリン作用により心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させるおそれがある。〕
麻痺性イレウスの患者〔抗コリン作用により消化管運動を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。〕
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
次の疾患における痙攣並びに運動障害に伴う疼痛の緩解
胃炎、胃・十二指腸潰瘍、腸炎、胆のう・胆道疾患、尿路結石
膵炎に起因する疼痛の緩解
通常成人には、1回チメピジウム臭化物水和物として30mg(
年齢・症状により適宜増減する。
視調節障害、眠気、めまいを起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
前立腺肥大のある患者〔抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により排尿困難を悪化させるおそれがある。〕
うっ血性心不全のある患者〔抗コリン作用により心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させるおそれがある。〕
不整脈のある患者〔抗コリン作用により心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させるおそれがある。〕
潰瘍性大腸炎の患者〔中毒性巨大結腸があらわれることがある。〕
甲状腺機能亢進症の患者〔抗コリン作用により頻脈、体温上昇等の交感神経興奮様症状が増強するおそれがある。〕
高温環境にある患者〔抗コリン作用により発汗抑制が起こり、体温調節が困難になるおそれがある。〕
開放隅角緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。〕
本剤の代謝物により、赤味がかった着色尿があらわれることがあるので、ウロビリノーゲン等の尿検査には注意すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、抗ヒスタミン剤等) | 抗コリン作用(口渇、便秘、麻痺性イレウス、尿閉等)が増強することがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 相加的に作用(抗コリン作用)を増強させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| MAO阻害剤 | 本剤の作用が増強することがある。異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う。 | MAO阻害剤は抗コリン作用を増強させる。 |
総症例7,977例中、副作用が報告されたのは284例(3.56%)で、主な副作用は口渇173例(2.17%)、心悸亢進26例(0.33%)、頭痛17例(0.21%)、めまい10例(0.13%)等であった。(
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
| 眼 | 羞明 | 視調節障害 |
| 精神神経系 | 頭痛、めまい | 眠気 |
| 消化器 | 口渇、便秘 | 食欲不振、軟便、腹部膨満感、悪心・嘔吐、腹鳴 |
| 循環器 | 心悸亢進 | |
| 過敏症 | 発疹 | |
| 泌尿器 | 排尿困難 | |
| その他 | 顔面潮紅、倦怠感 |
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