ロミタピドメシル酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
下記疾患における頭痛・頭重、倦怠感、心悸亢進、発汗等の自律神経症状
自律神経失調症、頭部・頸部損傷、更年期障害・卵巣欠落症状
通常、成人にはトフィソパムとして1回50mg、1日3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
重症筋無力症の患者[筋弛緩作用を若干有する。]
脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれることがある。]
中等度又は重篤な呼吸不全のある患者[呼吸機能が低下することがある。]
本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意(禁忌、慎重投与、相互作用等)を必ず読むこと。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与された患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、遅延するおそれがある。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ロミタピドメシル酸塩ジャクスタピッド | ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 | 本剤がCYP3Aを阻害することにより、ロミタピドメシル酸塩の代謝が阻害される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中枢神経抑制剤フェノチアジン誘導体バルビツール酸誘導体等 | 中枢神経抑制作用が増強することがある。 | 両薬剤の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| アルコール | 中枢神経抑制作用が増強することがある。 | 両者の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| タクロリムス水和物 | タクロリムスの血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量又は休薬する等適切な処置を行うこと。 | 本剤がCYP3A4によるタクロリムスの代謝を抑制することによると考えられる。 |
総症例8,803例中、232例(2.6%)に副作用が認められている。その主なものは眠気、ふらつき等の精神神経系症状(1.1%)、口渇、悪心・嘔吐、食欲不振、便秘、腹痛等の消化器症状(1.1%)、倦怠感・脱力感(0.3%)等であった。(再審査終了時)
以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 依存性注1) | 薬物依存 | ||
| 精神神経系 | 眠気、めまい・ふらつき | 頭痛、不眠、不安、焦躁、抑うつ症状、手足のふるえ、しびれ等 | |
| 消化器 | 悪心・嘔吐、口渇、食欲不振、便秘、腹痛 | 下痢等 | |
| 過敏症注2) | 発疹、 |
発熱、顔面浮腫等 | |
| 肝臓 | AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等 | ||
| その他 | 倦怠感、脱力感 | 動悸、血圧上昇、ほてり、乳房痛、乳汁分泌 | 月経異常 |
注1)他のベンゾジアゼピン系薬剤で連用により薬物依存を生ずることが報告されているので、本剤の投与にあたっては観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。
注2)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/19 参考率: 100%(4人/4人)
内科/40代/処方経験あり