遺伝子組換え血液凝固第VIII因子製剤
| 一般名 |
ルリオクトコグアルファ(遺伝子組換え)
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|---|---|
| 製造/販売 | 武田薬品工業 |
| 剤形/規格 |
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血液凝固第VIII因子欠乏患者に対し、血漿中の血液凝固第VIII因子を補い、その出血傾向を抑制する。
本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内注射又は点滴注入する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。用量は、通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、症状に応じて適宜増減する。
8.1 患者の血中に血液凝固第VIII因子に対するインヒビターが発生するおそれがある。特に、血液凝固第VIII因子製剤による補充療法開始後、投与回数が少ない時期(補充療法開始後の比較的早期)や短期間に集中して補充療法を受けた時期にインヒビターが発生しやすいことが知られている。本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合には、インヒビターの発生を疑い、回収率やインヒビターの検査を行うなど注意深く対応し、適切な処置を行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 本剤の成分に対し、過敏症の既往歴のある患者
9.1.2 マウスモノクローナル抗体により精製した生物学的製剤又はハムスター細胞由来の生物学的製剤に過敏症の既往歴のある患者
9.1.3 第VIII因子製剤に過敏症の既往歴のある患者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
生殖発生毒性試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。
14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 調製前に、室温に戻しておくこと。
14.1.2 装着されている溶解液以外は使用しないこと。本剤に溶解液全量を加えた後、静かに円を描くように回して溶解すること。(激しく振とうしないこと)
14.1.3 他の製剤と混合しないこと。
14.1.4 使用後の残液は細菌汚染のおそれがあるので使用しないこと。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 溶解した液は、無色澄明である。沈殿の認められるもの又は混濁しているものは使用しないこと。
14.2.2 溶解後は冷蔵せず、室温にて3時間以内に使用すること。3時間以内に使用されない場合は、廃棄すること。
14.3 薬剤交付時の注意
14.3.1 患者が家庭で保存する場合においては、冷蔵庫内で保存することが望ましいが、室温で保存することもできる。室温で保存した場合には、使用期限を超えない範囲で6ヵ月以内に使用し、再び冷蔵庫に戻さないように指導すること。
14.3.2 子供による誤用等を避けるため、薬剤の保管には十分注意すること。
14.3.3 使用済みの医療機器等の処理については、主治医の指示に従うこと。
15.1 臨床使用に基づく情報
本剤はvon Willebrand因子を含んでいない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 アナフィラキシー(頻度不明)
呼吸困難、チアノーゼ、蒼白等を起こすことがある。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
| 胃腸障害 | 上腹部痛、下痢、悪心 | ||
| 一般・全身障害および投与部位の状態 | 胸痛、異常感、発熱、悪寒 | 疲労、倦怠感、注射部位反応 | |
| 肝胆道系障害 | ALT上昇 | ||
| 感染症および寄生虫症 | 鼻咽頭炎 | ||
| 傷害、中毒および処置合併症 | 処置後局所反応、処置後出血、処置後合併症 | ||
| 臨床検査 | 凝固第VIII因子量減少、ヘマトクリット減少、単球数増加、臨床検査異常 | 抗リン脂質抗体陽性、抗第VIII因子抗体陽性 | |
| 神経系障害 | 浮動性めまい、頭痛 | 味覚異常、片頭痛、記憶障害、振戦 | |
| 呼吸器、胸郭および縦隔障害 | 呼吸困難 | ||
| 皮膚および皮下組織障害 | そう痒症 | 多汗症 | 蕁麻疹、紅斑、斑状皮疹 |
| 血管障害 | ほてり | 血腫、リンパ管炎、蒼白 | 潮紅 |
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