機械的消化管閉塞又はその疑いがある患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
○便秘型過敏性腸症候群
○慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)
通常、成人にはリナクロチドとして0.5mgを1日1回、食前に経口投与する。
なお、症状により0.25mgに減量する。
重度の下痢があらわれるおそれがあるので、症状の経過を十分に観察し、本剤を漫然と投与しないよう、定期的に本剤の投与継続の必要性を検討すること。[11.1.1参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マウス)で胎児毒性(胎児体重の低値及び胎児の形態異常)が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。2歳以下の乳幼児では成人に比べグアニル酸シクラーゼC受容体発現量が多いという報告があり、本剤の薬理作用の過剰発現によって重度な下痢のリスクが高まるおそれがある。動物実験(幼若マウス)で、重度の脱水による死亡例が報告されている。
9.8 高齢者
副作用の発現に注意すること。一般に高齢者は生理機能が低下している。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(頻度不明)[8.参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | |
血液及びリンパ系障害 | 貧血 | ||
胃腸障害 | 下痢(11.6%) | 腹痛 | 腹部不快感、腹部膨満、上腹部痛、便意切迫、放屁、便秘型過敏性腸症候群の悪化、悪心、軟便 |
一般・全身障害及び投与部位の状態 | 発熱、口渇 | ||
肝胆道系障害 | 肝機能異常 | ||
臨床検査 | ALT上昇、AST上昇、血中ビリルビン上昇、血中カリウム上昇、血中トリグリセリド上昇、γ-GTP上昇、白血球数減少、血中リン上昇、血小板数増加、尿中蛋白陽性 | ||
神経系障害 | 頭痛 | ||
腎及び尿路障害 | 尿閉 | ||
皮膚及び皮下組織障害 | 発疹、蕁麻疹 |
リンゼス錠0.25mg 64.5円/錠
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即効性
投稿日: 2017/08/08 参考率: 100%(12人/12人)
内科/30代/処方経験あり