イロクテイト静注用250 他

遺伝子組換え血液凝固第VIII因子Fc領域融合タンパク質製剤

0(0件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 エフラロクトコグアルファ(遺伝子組換え)
製造/販売 バイオベラティブ・ジャパン
剤形/規格
  • イロクテイト静注用250
  • イロクテイト静注用500
  • イロクテイト静注用750
  • イロクテイト静注用...

薬剤の評価コメントをご覧いただくにはログインが必要です。

はじめてご利用の方は、新規会員登録
すでにm3.comをご利用の方はログインしてご利用ください

効能・効果

  • 血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制

用法・容量

  • 本剤を添付の溶解液全量で溶解し、数分かけて緩徐に静脈内に投与する。
    通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。
    定期的に投与する場合、通常、1日目に体重1kg当たり25国際単位、4日目に体重1kg当たり50国際単位から開始し、以降は患者の状態に応じて、投与量は1回体重1kg当たり25〜65国際単位、投与間隔は3〜5日の範囲で適宜調節する。週1回の投与を行う場合は、体重1kg当たり65国際単位を投与する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 本剤の投与は、血友病の治療経験をもつ医師のもとで開始すること。

  • 本剤の投与によりアナフィラキシーを含むアレルギー反応があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行うこと。

  • 患者の血中に血液凝固第VIII因子に対するインヒビターが発生するおそれがある。特に、血液凝固第VIII因子製剤による補充療法開始後、投与回数が少ない時期(補充療法開始後の比較的早期)や短期間に集中して補充療法を受けた時期にインヒビターが発生しやすいことが知られている。本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合には、インヒビターの発生を疑い、回収率やインヒビターの検査を行うなど注意深く対応し、適切な処置を行うこと。

  • 十分な血液凝固第VIII因子レベルに到達・維持していることを確認するため、必要に応じ、血漿中血液凝固第VIII因子レベルをモニタリングすること。

  • 本剤の在宅自己注射は、医師がその妥当性を慎重に検討し、患者又はその家族が適切に使用可能と判断した場合にのみ適用すること。本剤を処方する際には、使用方法等の患者教育を十分に実施したのち、在宅にて適切な治療が行えることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。また、患者又はその家族に対し、本剤の注射により発現する可能性のある副作用等についても十分説明し、自己注射後何らかの異常が認められた場合や注射後の止血効果が不十分な場合には、速やかに医療機関へ連絡するよう指導すること。適用後、自己注射の継続が困難な場合には、医師の管理下で慎重に観察するなど、適切な対応を行うこと。

慎重投与

  • 本剤の成分又は他の血液凝固第VIII因子製剤に対し過敏症の既往歴のある患者

適用上の注意

  • 調製時

    • 本剤及び添付溶解液を冷所保存している場合、調製前に室温に戻しておくこと。

    • 添付された溶解液のみ使用すること。本剤に溶解液全量を加えた後、静かに円を描くように回して溶解すること(激しく振とうしないこと)。

    • 他の製剤と混合しないこと。

    • 溶解した液を注射器に移す場合、添付のフィルター付バイアルアダプターを用いること。

    • 溶解した液は、室温(30℃まで)で6時間保存することができる。6時間以内に使用されない場合は、廃棄すること。

    • 使用後の残液は細菌感染のおそれがあるので使用しないこと。

  • 投与時

    • 他剤と同じチューブを使用しないこと。また、他剤に使用した容器で、本剤と希釈液を混合しないこと。

    • 溶解した液は、わずかな乳白色又は無色である。沈殿又は濁りが認められる場合、使用しないこと。

  • 在宅自己注射

    • 患者が家庭で保存する場合においては、冷蔵庫内で保存することが望ましいが、室温(30℃以下)で保存することもできる。室温で保存した場合には、使用期限を超えない範囲で6ヵ月以内に使用し、再び冷蔵庫に戻さないように指導すること。

    • 子供による誤用等を避けるため、薬剤の保管に十分注意すること。

    • 光の影響を防ぐために、薬剤バイアルは外箱に入れた状態で保存すること。

    • 使用済みの医療機器等の処理については、主治医の指示に従うこと。

その他の注意

  • 本剤はvon Willebrand因子を含んでいない。

取扱上の注意

  • 記録の保存

    • 本剤は特定生物由来製品ではないが、血液製剤代替医薬品であることから、本剤を血液凝固第VIII因子欠乏患者に投与(処方)した場合は、医薬品名及びその製造番号、投与(処方)した日、使用患者名、住所等を記録し、少なくとも20年間保存すること。

相互作用

副作用

副作用発現状況の概要

  • 治療歴のある血友病A患者を対象とした国際共同第3相臨床試験において、安全性評価対象例164例(日本人14例を含む)中9例(5.5%)に副作用が認められた。主な副作用は、倦怠感2例(1.2%)及び関節痛2例(1.2%)等であった。(承認時)

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー

    • 他の凝固因子製剤においてショック、アナフィラキシー関連事象が報告されている。ショック、アナフィラキシー関連事象があらわれることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、悪寒、血管浮腫、呼吸困難、血圧低下、頻脈等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[「重要な基本的注意」の項参照]

その他の副作用

  • 注1)

1%未満
一般・全身障害および投与部位の状態 倦怠感、胸痛、冷感、熱感
神経系障害 頭痛、浮動性めまい、味覚異常
筋骨格系および結合組織障害 関節痛、背部痛、筋肉痛、関節腫脹
胃腸障害 下腹部痛
血管障害 血管障害注2)、ほてり、高血圧
心臓障害 徐脈
傷害、中毒および処置合併症 処置による低血圧
呼吸器、胸郭および縦隔障害 咳嗽
皮膚および皮下組織障害 発疹
  • 注1)治療歴のある患者を対象とした臨床試験(終了した2試験および継続中の1試験)における安全評価対象233例中に発現した副作用を記載

  • 注2)治験責任医師の報告事象名:治験薬投与後の血管痛

薬価

イロクテイト静注用250 25091円/瓶
イロクテイト静注用500 47514円/瓶
イロクテイト静注用750 69284円/瓶
イロクテイト静注用1000 89919円/瓶
イロクテイト静注用1500 129728円/瓶
イロクテイト静注用2000 166481円/瓶
イロクテイト静注用3000 237977円/瓶

評価サマリー

評価コメントはまだありません

はじめてご利用の方

m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療
専門サイトです。会員登録は無料です。

新規会員登録

m3.comにご登録済の方

ログイン

{"controller":"medicines","action":"show","id":"14709"} false