本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
<絆創膏として>
疣贅・鶏眼・胼胝腫の角質剥離
<軟膏剤、液剤として>
乾癬、白癬(頭部浅在性白癬、小水疱性斑状白癬、汗疱状白癬、頑癬)、癜風、紅色粃糠疹、紅色陰癬、角化症(尋常性魚鱗癬、先天性魚鱗癬、毛孔性苔癬、先天性手掌足底角化症(腫)、ダリエー病、遠山連圏状粃糠疹)、湿疹(角化を伴う)、口囲皮膚炎、掌蹠膿疱症、ヘブラ粃糠疹、アトピー性皮膚炎、挫瘡、
症状に応じて下記の濃度の軟膏剤、または液剤とし、1日1〜2回塗布または散布する。
小児
サリチル酸として0.1〜3%
成人
サリチル酸として2〜10%
なお、疣贅、鶏眼、胼胝腫には、通常サリチル酸として50%の絆創膏を用い、2〜5日目ごとに取りかえる。
8.1 患部が化膿しているなど湿潤、び爛が著しい場合には、あらかじめ適切な処置を行った後使用すること。
8.2 長期・大量使用により、内服、注射等全身的投与の場合と同様な副作用があらわれることがある。
8.3 長期間使用しても症状の改善が認められない場合には、改めて診断し適切な治療を行うことが望ましい。
8.4 広範囲の病巣に使用した場合は、副作用があらわれやすいので注意して使用すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等では、副作用が発現し易い。
14.1 薬剤投与時の注意
眼科用に使用しないこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 過敏症状 |
| 皮膚 | 発赤、紅斑 |
サリチル酸「ケンエー」 2.38円/g
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