本剤又は他の水銀製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
臍帯ヘルニアの小児[他の水銀製剤により治療された臍帯ヘルニアの小児の組織標本中の水銀含量を分析した結果、成人及び小児での最小中毒濃度を十分超える有機水銀濃度が、血中及び器官中に検出されたため。]
粘膜面[生後3ヶ月の幼児に他の水銀製剤を5週間にわたり1日4〜6回口内粘膜に消毒綿で適用したところ、最初の3週間を過ぎた頃に、食欲不振、過敏症状が出現した。さらに、その後2週間に、嗜眠、嘔吐、急発作が明らかになり、血中及び尿中水銀濃度は異常に上昇していたとの報告があるため。]
口に触れる可能性のある部位(乳頭等)の消毒[3.に同じ]
皮膚表面の一般消毒、創傷・潰瘍の殺菌・消毒
(液剤)
皮膚表面の一般消毒には2%液(本剤をそのまま)を、創傷・潰瘍の殺菌・消毒には0.2〜2%液(本剤をそのまま〜10倍)を用いる。
いずれも症状に応じ1日1〜数回患部に適用する。
使用量はできるだけ必要最小量にとどめること。
投与経路
外用にのみ使用すること。
使用時
眼に入らないように注意すること。眼に入った場合には水でよく洗い流すこと。
深い創傷に使用する場合の希釈液としては、注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。
<配合変化>
ヨードチンキ、希ヨードチンキなどヨウ素製剤とは沈殿を生ずる
希釈する水に、アルカリ土類金属塩、重金属塩、第二鉄塩、酸類等が存在する場合、変化することがあるので注意すること。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
ショック(0.1%未満)
まれにショックを起こすことがある。呼吸困難、血管浮腫(喉頭浮腫等)、蕁麻疹等のアナフィラキシー様症状を伴うことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
長期・広範囲使用(頻度不明)
腎障害、骨髄抑制等の水銀中毒を起こすことがあるので、長期間又は広範囲に使用しないこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発疹、蕁麻疹、そう痒、紅斑、小水疱等 |
このような症状があらわれた場合には、直ちに使用を中止すること。
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