ヨード過敏症の患者
腎障害のある患者〔本剤の主たる排泄臓器は腎臓であり、腎機能低下患者では血中総ヨウ素濃度が著しく上昇することがある。〕
心障害のある患者〔経皮吸収により、心毒性をあらわすことがある。〕
創傷・潰瘍の殺菌・消毒
少量の原末を1日1回散布する。
また、消毒性包帯材料として10%のヨードホルムガーゼを用いる。
甲状腺機能に異常のある患者〔甲状腺機能に異常がある場合はヨードホルムの使用により血中ヨウ素の調節ができず、甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。〕
投与経路
外用のみ使用すること。
使用時
原末又は溶解液が眼に入らないように注意すること。眼に入った場合には水で良く洗い流すこと。
長期間又は広範囲に使用しないこと。
石けん類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。
本剤はヨウ素含有製剤であるので、多量使用及び長期連用時には甲状腺機能の変動に注意すること。
本剤を1回4g局所に散布した例で、ヨード中毒及び心筋の変性による心臓衰弱のため死亡したとの報告がある。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
(頻度不明)
ヨード中毒
以下のような症状のヨード中毒を起こすことがあるので、血中総ヨウ素濃度の測定を行うなど、十分な観察を行い、異常が認められた場合には使用を中止し、十分洗浄して適切な処置を行うこと。
精神神経系
興奮、せん妄、不穏、見当識障害、記憶障害、抑うつ、昏睡、失神、傾眠、不眠(睡眠障害)等
消化器
食欲不振等
その他
頭痛、全身倦怠感、頻脈等
| 頻度不明 | |
| 過敏症 注) | そう痒感、ヨード疹、蕁麻疹様発疹、紅斑、丘疹、水疱等 |
| 皮膚 | そう痒感、灼熱感等 |
注)このような場合には使用を中止すること。
ヨードホルム「ホエイ」 18.9円/g
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