カーミパック生理食塩液 他

本品は、可塑剤であるフタル酸ジ2-エチルヘキシルが溶出するおそれがあるので、注意すること。

心臓、循環器系機能障害のある患者［循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。］

腎障害のある患者［水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。］

投与前

投与時

ゆっくり静脈内に投与すること。

通気針は不要である。

輸液口に針を刺す際は、まっすぐ刺すこと。斜めに刺すと輸液口の側壁を貫通し、液漏れの原因となることがある。

本品は滅菌済みで、1回限りの使い捨てである。再使用・再滅菌はしないこと。

連結管による連続投与は行わないこと。

外観、内容物などに異常が認められたときは使用しないこと。

万一、保存液漏れ、その他の異常が認められた場合は使用しないこと。

蒸気滅菌工程の水蒸気あるいはその後の熱処理のため、バッグが不透明になったり、輸液口内に微量の水分が残留することがあるが、使用上問題はない。ただし著しい水濡れや、内容液のリークが疑われる場合は使用しないこと。

輸液口カバーが破れているときは使用しないこと。

使用期限内でも包装を開封したものは速やかに使用すること。

1〜30℃の清潔な場所で保存すること。また、直射日光や水漏れのおそれのある場所や温度の高い場所での保存はさけること。

本品はプラスチック製品であるから、運搬、操作時には振動や衝撃を加えないように十分注意すること。

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。