ねむけ、倦怠感、血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛(片頭痛、高血圧性頭痛、カフェイン禁断性頭痛等)
カフェイン水和物として、通常成人1回0.1〜0.3gを1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
胃潰瘍又はその既往歴のある患者[胃液分泌を促進するため、悪影響を及ぼすおそれがある。]
心疾患のある患者[徐脈又は頻脈を起こすことがある。]
緑内障の患者[症状が悪化するおそれがある。]
徴候、症状
消化器症状(悪心、嘔吐等)、循環器症状(不整脈、血圧上昇等)、精神神経症状(痙攣、昏睡)、呼吸器症状(呼吸促進、呼吸麻痺等)等の増悪を起こすことがある。
処置
胃洗浄や吸着剤・下剤の投与により薬物を除去し、輸液等により排泄促進を行う。また、興奮状態には対症療法としてジアゼパム注、フェノバルビタール注等の中枢神経抑制薬投与を考慮し、呼吸管理を実施する。
開封後の注意
乾燥空気中で風解するので、密栓して保存すること。
安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、4年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、カフェイン「ヒシヤマ」は通常の市場流通下において4年間安定であることが確認された。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| キサンチン系薬剤 アミノフィリンジプロフィリンテオフィリン等 中枢神経興奮薬 | 過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。 | これらの薬剤の代謝・排泄を遅延させることがある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤(MAO阻害剤) | 頻脈、血圧上昇等があらわれることがある。 | 機序不明 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| シメチジン | 過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。 | 本剤の代謝・排泄が遅延することがある。 |
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
| 頻度不明 | |
| 大量投与 | 振戦、不整脈、虚脱、めまい、不眠、不安、瞳孔散大等 |
カフェイン「ヒシヤマ」 8.3円/g
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。