本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2歳未満の乳・幼児[過量投与により発汗、徐脈等の全身症状が発現するおそれがある。]
モノアミン酸化酵素阻害剤投与中の患者[急激な血圧上昇を起こすおそれがある。]
諸種疾患による鼻充血・うっ血
通常成人には1回2〜3滴を1日数回点鼻するか、又は1日数回噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか又は適切な休薬期間をおいて使用すること。
冠動脈疾患のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
高血圧症の患者[血圧が上昇するおそれがある。]
甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
糖尿病の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
症状
交感神経α受容体刺激作用により疲労、不眠、めまい、嘔気、血圧の上昇や頻脈等の症状の発現が予測される。
また、小児において体温低下、ショック及び反射性徐脈の報告がある。
処置
直ちに鼻を水で洗い、症状に応じて対症療法を行うこと。
眼科用として使用しないこと。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤 | 急激な血圧上昇を起こすおそれがある。 | 本剤の血圧上昇作用を増強するおそれがある。 |
調査症例181例中副作用が報告されたのは5例(2.76%)であった。主な副作用は悪心2件(1.10%)、乾燥感2件(1.10%)、刺激痛1件(0.55%)であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。(再評価結果)
以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 注) | − | − | 過敏症状 |
| 循環器 | 心悸亢進 | − | − |
| 消化器 | 悪心 | − | 嘔気 |
| 鼻 | 乾燥感、刺激痛 | 反応性充血 | 鼻灼熱感、鼻汁 |
| 長期使用 | − | − | 反応性の低下 |
| その他 | − | − | めまい、頭痛、味覚障害 |
注)症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
トラマゾリン点鼻液0.118%「AFP」 5円/mL
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