本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2歳未満の幼児・乳児[全身症状が起こりやすい。]
モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中の患者[急激な血圧上昇を起こすおそれがある。]
上気道の諸疾患の充血・うっ血
本剤は原則として6歳以上の小児及び成人に用いる。
通常、成人3〜5時間毎に2〜3回鼻腔内に噴霧するか、又は2〜4滴を鼻腔内に点鼻する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか又は適切な休薬期間をおいて使用すること。
冠動脈疾患のある患者[血管を収縮して冠動脈疾患を増悪させるおそれがある。]
高血圧症の患者[末梢血管を収縮して血圧を上昇させるおそれがある。]
甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症の患者は交感神経が興奮状態にあることが多い。]
糖尿病の患者[肝臓のグリコーゲンを分解して血糖を上昇させる作用がある。]
眼科用として使用しないこと。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤 | 急激な血圧上昇を起こすおそれがある | MAO阻害剤はカテコールアミンの蓄積をおこし、本剤の交感神経刺激作用を増強するおそれがある。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。(再審査対象外)
以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症注) | 過敏症状 |
| 精神神経系 | 傾眠、頭痛、めまい、振戦、不眠症、脱力感等 |
| 循環器 | 血圧上昇、心悸亢進、不整脈等 |
| 鼻 | 熱感、刺激痛、乾燥感、反応性充血、鼻漏等 |
| 長期使用 | 反応性の低下等 |
注)このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
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