薬物代謝酵素用語
CYP3A4
薬物代謝酵素用語
UDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)
薬物代謝酵素用語
P糖蛋白
薬物代謝酵素用語
トランスポーター(OATP1B1)
薬物代謝酵素用語
トランスポーター(OATP1B3)
併用禁忌
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
精神神経用剤ルラシドン塩酸塩ラツーダ[2.2参照] |
ルラシドン塩酸塩の作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP3A4誘導作用により、ルラシドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
循環器官用薬タダラフィルアドシルカ[2.2参照] |
タダラフィルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、本剤(600mg/日)の併用で、タダラフィル(10mg)のCmax及びAUCをそれぞれ46%及び88%低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
循環器官用薬マシテンタンオプスミット[2.2参照] |
マシテンタンの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、マシテンタンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
高脂血症用剤ペマフィブラートパルモディア[2.2参照] |
ペマフィブラートの血中濃度が上昇するおそれがある。 |
本剤がトランスポーター(OATP1B1及びOATP1B3)を阻害すると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血液・体液用剤チカグレロルブリリンタ[2.2参照] |
チカグレロルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、チカグレロルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗悪性腫瘍剤ロルラチニブローブレナ[2.2参照] |
ALT及びASTが上昇するおそれがある。 |
機序は不明である。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗真菌剤ボリコナゾールブイフェンド[2.2参照] |
ボリコナゾールの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、ボリコナゾールのCmax及びAUCをそれぞれ93%及び96%低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗真菌剤イサブコナゾニウム硫酸塩クレセンバ[2.2参照] |
イサブコナゾニウム硫酸塩の作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP3A誘導作用により、イサブコナゾニウム硫酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬ホスアンプレナビルカルシウム水和物レクシヴァアタザナビル硫酸塩レイアタッツ[2.2参照] |
これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、これらの薬剤又は活性代謝物の代謝を促進し、血中濃度を1/5以下に低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬リルピビリン塩酸塩エジュラント[2.2参照] |
これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、リルピビリン塩酸塩の代謝を促進し、Cmin、Cmax及びAUC24をそれぞれ89%、69%及び80%低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビンオデフシィ[2.2参照] |
リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、P糖蛋白誘導作用により、テノホビル アラフェナミドの血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩ジャルカ[2.2参照] |
ドルテグラビル及びリルピビリンの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、CYP3A4誘導作用によりリルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩ゲンボイヤ[2.2参照] |
エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、エルビテグラビル及びコビシスタットの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬ダルナビル エタノール付加物・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩シムツーザ[2.2参照] |
ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP3A誘導作用により、ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬ドラビリンピフェルトロ[2.2参照] |
ドラビリンの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬カボテグラビルカボテグラビルナトリウムボカブリア[2.2参照] |
カボテグラビルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のUGT1A1誘導作用により、カボテグラビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬レナカパビルナトリウムシュンレンカ[2.2参照] |
レナカパビルの作用が減弱し、耐性が発現するおそれがある。 |
本剤のCYP3A、P糖蛋白及びUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤ソホスブビルソバルディ[2.2参照] |
ソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビルハーボニー[2.2参照] |
レジパスビル アセトン付加物及びソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤ソホスブビル・ベルパタスビルエプクルーサ[2.2参照] |
ソホスブビル及びベルパタスビルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP及びP糖蛋白誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤グレカプレビル水和物・ピブレンタスビルマヴィレット[2.2参照] |
グレカプレビル水和物及びピブレンタスビルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤テノホビル アラフェナミドフマル酸塩ベムリディ[2.2参照] |
テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤ビクテグラビルナトリウム・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩ビクタルビ[2.2参照] |
ビクテグラビルの血漿中濃度が低下するため、効果が減弱し、耐性が発現する可能性があることから、併用しないこと。また、テノホビル アラフェナミドの血漿中濃度も低下する可能性がある。 |
本剤のCYP3A、UGT1A1及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤アメナメビルアメナリーフ[2.2参照] |
アメナメビルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アメナメビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤ニルマトレルビル・リトナビルパキロビッド[2.2参照] |
ニルマトレルビル及びリトナビルの作用の減弱や耐性出現のおそれがある。 |
本剤のCYP3A誘導作用により、ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤エンシトレルビル フマル酸ゾコーバ[2.2参照] |
エンシトレルビル フマル酸の作用が減弱するおそれがある。 |
本剤のCYP3A誘導作用により、エンシトレルビル フマル酸の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗原虫剤アルテメテル・ルメファントリンリアメット[2.2参照] |
アルテメテル及びルメファントリンの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アルテメテル及びルメファントリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
駆虫剤プラジカンテルビルトリシド[2.2参照] |
プラジカンテルの作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、プラジカンテルの代謝を促進し、血中濃度を約100%低下させると考えられている。 |
併用注意
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
催眠鎮静剤、抗不安剤ベンゾジアゼピン系薬剤ジアゼパムミダゾラムトリアゾラム等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
催眠鎮静剤、抗不安剤不眠症治療薬ゾルピデム酒石酸塩ゾピクロン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗てんかん剤フェニトインカルバマゼピン等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗てんかん剤ラモトリギン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
解熱鎮痛消炎剤アセトアミノフェン |
本剤の長期投与により、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告がある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
解熱鎮痛消炎剤ブプレノルフィン塩酸塩 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ブプレノルフィン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗パーキンソン剤イストラデフィリン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
精神神経用剤ハロペリドールブロムペリドールオランザピンクエチアピンフマル酸塩クロザピンノルトリプチリン塩酸塩ミルタザピン等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
中枢神経系用薬ドネペジル塩酸塩スボレキサント |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
鎮けい剤チザニジン塩酸塩 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
強心剤ジギタリス製剤 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
不整脈用剤キニジン硫酸塩水和物メキシレチン塩酸塩ジソピラミドプロパフェノン塩酸塩ピルシカイニド塩酸塩水和物β遮断剤メトプロロール酒石酸塩プロプラノロール塩酸塩等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
利尿剤トルバプタン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血圧降下剤ブナゾシン塩酸塩エプレレノンカルベジロールアゼルニジピン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血圧降下剤エナラプリルマレイン酸塩 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
機序は不明である。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血管収縮剤エレトリプタン臭化水素酸塩 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血管拡張剤カルシウム拮抗薬ベラパミル塩酸塩ニフェジピン等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
高脂血症用剤クロフィブラートフルバスタチンナトリウムCYP3A4で代謝される薬剤シンバスタチン等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
高脂血症用剤ピタバスタチンカルシウム |
外国人健康成人を対象に行った併用試験において、ピタバスタチンのCmax及びAUCが上昇したとの報告がある。 |
有機アニオントランスポーターを介したピタバスタチンの肝臓への取り込みを阻害すると考えられる。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
循環器官用薬ボセンタン水和物トレプロスチニル |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
循環器官用薬セレキシパグ |
セレキシパグの活性代謝物のAUCが低下したとの報告がある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP2C8)誘導作用により、セレキシパグの活性代謝物の代謝が促進すると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
気管支拡張剤テオフィリン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
消化器官用薬5-HT3受容体拮抗型制吐薬オンダンセトロン塩酸塩水和物NK1受容体拮抗型制吐薬ホスアプレピタントメグルミンセビメリン塩酸塩水和物 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
副腎皮質ホルモン剤 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
卵胞ホルモン・黄体ホルモン剤 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
泌尿生殖器官用薬ホスホジエステラーゼ5阻害剤シルデナフィルクエン酸塩バルデナフィル塩酸塩水和物タダラフィル(シアリス、ザルティア) |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
泌尿生殖器官用薬過活動膀胱治療薬コハク酸ソリフェナシン等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
泌尿生殖器官用薬過活動膀胱治療薬ミラベグロンビベグロン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
外皮用薬ジアフェニルスルホン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ジアフェニルスルホンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血液凝固阻止剤クマリン系抗凝固薬 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血液凝固阻止剤リバーロキサバンアピキサバン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血液凝固阻止剤ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 |
ダビガトランの血中濃度が低下することがある。 |
本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
血液・体液用薬クロピドグレル硫酸塩 |
クロピドグレル硫酸塩の血小板阻害作用が増強されることにより、出血リスクが高まるおそれがある。クロピドグレル硫酸塩との併用は避けることが望ましい。 |
本剤のCYP2C19誘導作用により、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血漿中濃度が上昇すると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
解毒剤デフェラシロクス |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
糖尿病用剤カナグリフロジン水和物 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤のUGT1A9及びUGT2B4誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
糖尿病用剤その他CYP3A4等で代謝される経口糖尿病薬 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
代謝性医薬品ミコフェノール酸モフェチルシクロスポリンタクロリムス水和物トファシチニブクエン酸塩エリグルスタット酒石酸塩 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
代謝性医薬品レフルノミド |
外国人健康成人を対象に行った併用試験において、レフルノミドの活性代謝物のCmaxが上昇したとの報告がある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、レフルノミドから活性代謝物への代謝を促進すると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗悪性腫瘍製剤CYP3A4等で代謝される薬剤イリノテカン塩酸塩水和物タモキシフェンクエン酸塩トレミフェンクエン酸塩イマチニブメシル酸塩ゲフィチニブラパチニブトシル酸塩水和物レトロゾールエンザルタミド等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗悪性腫瘍製剤ギルテリチニブフマル酸塩 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤のCYP3A及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗悪性腫瘍製剤ロミデプシン |
ロミデプシンの血中濃度が上昇するおそれがある。 |
機序は不明である。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗生物質製剤クラリスロマイシンクロラムフェニコールドキシサイクリン塩酸塩水和物 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗真菌剤カスポファンギン酢酸塩 |
カスポファンギン酢酸塩との併用により、本剤単回投与ではカスポファンギンのAUCが上昇し、本剤の代謝誘導作用が定常状態下ではカスポファンギンのトラフ濃度が低下したとの報告がある。 |
トランスポーター(OATP1B1)を介した輸送過程が影響すると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗結核薬抗結核薬イソニアジド等[8.1参照] |
重篤な肝機能障害があらわれることがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、イソニアジドの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗結核薬エタンブトール塩酸塩 |
エタンブトール塩酸塩の視力障害を増強するおそれがある。視力障害について観察を十分に行う。 |
機序は不明である。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
合成抗菌剤リネゾリド |
外国人健康成人を対象に行った併用試験において、リネゾリドのCmax及びAUCが低下したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ロピナビル等)ネビラピンマラビロクエファビレンツ |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬ジドブジン |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬ラルテグラビルカリウム |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤のUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬ドルテグラビルナトリウム |
ドルテグラビルの血漿中濃度が低下したとの報告がある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
抗ウイルス剤HIV感染症治療薬エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩 |
テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱することがある。 |
本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
化学療法剤テルビナフィン塩酸塩アゾール系抗真菌薬フルコナゾール等 |
これらの薬剤の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
化学療法剤アトバコン |
アトバコンとの併用により、アトバコンの血中濃度が約53%低下し、t1/2は約33時間短縮したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
天然麻薬オキシコドン塩酸塩水和物 |
オキシコドン塩酸塩水和物の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、オキシコドン塩酸塩水和物の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
合成麻薬メサドン塩酸塩 |
メサドン塩酸塩の作用が減弱することがある。 |
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、メサドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
使いやすさ
投稿日: 2015/03/27 参考率: 100%(1人/1人)
内科/40代/処方経験あり